光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

2015/02/21観音峰→三ツ塚 ~スノーシューで跳ねろ!

02/21に、奈良県の観音峰に行ってきました。
ぼくはAWDの車でスタッドレスタイヤ装着なんですけど、特に観音峰登山口までは道路上に雪はなく、普通に走ってこれました。


観音峰登山口付近には東屋だけでなく、トイレも完備されています。
このトイレ、何と便座が暖かいんですよ。
三峰山に行った時も思ったんですけど、この寒い時期に暖かい便座ってほんとありがたいお話であります。

ちなみに上の写真の真ん中に旗がありますが、このすぐ下辺りに赤いポストがありますが、ここが登山届BOXになります。

あまり提出率は良いように思いませんが、ぼくは出しておきました。


この橋を渡って入山する形になります。
まだこの辺は全体的に雪がしっかり残ってる感じなんですけど、特に凍結してるようには思えませんでしたので、例によってアイゼンはつけずに出発します。

ってか、この橋って、吊り橋なんですよ…。
案外揺れるんで、ちょっとびっくり。

あ、そしてこの日は車の外気温は-6度とかだったんですけど、実際に外に出るとそんなに寒さを感じませんでした。
天気予報でも気温が上がるように書かれていたので、今回はミドルウェアのフリースを脱いで山行開始です。

登山道を含め、結構しっかり雪がある感じで…、序盤から思ってたよりきつい感じ。
どうもまだ自分のペースってものが分かっておらず、後ろを歩く人に追いかけられてる感が強いので、このあたりのペース管理が自分の課題になってくるかなあと。

追いつかれる、追い抜かれることに、すごいプレッシャーを感じるんですよね…。

登山開始から10分くらいで観音水まで到達。
ここで水を汲んで、珈琲でも作ろうかと思ってたんですけど、空きのボトルとか水筒とか持ってきていなかったので、写真だけ撮ってスルー…ですw

時々立ち止まりながら、ぐりぐりと高度を上げていきます。
雪はありますが、それほど深みのある感じではないので、あまり歩きにくいとは感じないのですが、ペースが悪いせいか、ちょっとキツ目。

登山開始から50分弱で観音平の東屋に到達。
この日、やっぱり登ってると結構暑くなってきまして、一番上に着てたソフトシェルジャケットをこの東屋で脱いでザックの雨蓋に突っ込みました。
フリースとソフトシェルが雨蓋に突っ込まれてるとか、レイヤリング甘すぎますね…。

観音平を過ぎると、観音峰展望台に向けて最後の急登が始まります。
この辺はちょっと雪が多めで、このつづら折れの道、結構心に突き刺さりますw

観音平から25分程で観音峰展望台に到着しました。

この日は天気が素晴らしく良く、大峰山系がくっきりとよく見えました。

大日~稲村~バリゴヤ

大日~稲村をアップで。
まだこの辺りの山は雪深そうですね。

弥山~八経ヶ岳

ぐるりとパノラマで。

さて、今回の目的は観音峰展望台ではないので、程よく景観を楽しみ、休憩を取ったあとで登山再開です。
展望台のすぐ向こうに見えてるピークは実はニセピーク、とは聞いていたものの、このピークはほぼ真っ直ぐ登る感じなので、結構厳しい感じ。

絶景と引き換えに…という感じではありましたが、この日は天気が良く、しかも気温も高かったので、ちょっとだけ目当てにしてた霧氷は全くない感じでした。
この写真だけ見ると、初春って感じがしますよね。

ただまあ、所々カメラをズームにして見ると、何となく霧氷…なのか、雪が乗っかってるだけなのか、よく分からないですが、綿菓子みたいになった木がちょっとだけありました。

ニセピークを過ぎて、本物の観音峰山頂へ向かって、最後の登りです。
しかし、ここは植林と自然林の境目になってるんですが、そこを真っ直ぐ登って行きます。

11時5分くらいに観音峰山頂に。
話には聞いてましたが、ここは特になんてない山頂ですね…。
こういった看板とかがないと、ここが山頂かどうかも、分かんない感じ。

あ、この山頂のちょっと手前で若い男の子二人がものすごく速いペースで追いついてきたので先に行ってもらったんですけど、ボーイスカウトの子のようでした。
話を聞く感じ、どうも10代っぽい感じでしたけど、礼儀正しくて良い感じの子でした。

さて!
ここからがぼく的には本番です!!

本格的なモノではありませんが、ドッペルギャンガーのスノーシューを先日購入してまして、今シーズンの唯一のチャンスが今回の山行だったんです。
天気予報的にも、この日以降は雨だったり、暖かくなったりで、雪がなくなってしまいそうだったし。

5勤で1休(登山当日)、そして5勤というシフトですけど、思い切ってやってきたんです、はい。

しかし、このスノーシュー、ほんとに楽しい。
急の登りや下りにはあまり向いていないように思うのですが、観音峰~三ツ塚のルートであれば、十分な装備だと思いました。
ここから結構雪深くなりましたけど、足も沈まず、とってもスムーズに歩くことができて、ほんとに楽しかったです。
まあ、今回の山行はスノーシューハイクが目的でしたから!

ちなみに、スノーシュー履いてたせいか、結構色んな人に話しかけられたりしましたw

三ツ塚のちょっと手前辺りだったかな?
確か、普段ストックは110cmくらいに調整してるはずなんですけど、70、80cmくらいの深さなのかな?
大峰山系、さすが雪深い…!

そして12時前に三ツ塚到着。
概ね3時間弱っていうところですねえ。

今回のお昼は前日の仕事帰りにセブンイレブンで購入したこちらのラーメンですw


デザートには先日のバレンタインでいただいたチョコレートを。

そりゃ、こんな絶景を見ながらのご飯ですもん。
美味しさが何倍にも跳ね上がります。

観音峰展望台より更に近くに見えて、ほんと絶景かな絶景かな。

更にこの日気温も高かったんですけど、ほぼ無風な状態だったので、ゆっくりと食事を楽しむことができました。
なかなか冬場の山って、ゆっくり食事を楽しむような気象条件ってほぼないですからね…。

そう言えば、同じようなペースで登られていた男性の方は、このまま法力峠の方に進まれるようでしたが、ぼくは車を登山口に置いてる関係でピストンと決めていたので、1時頃から下山開始です。


結構いい感じに下ってきたんですけど、観音平あたりまで来ると、気温のせいか雪が溶け出しており、かなり嫌な感じの泥濘になっていました。
ほんと、これでもうテンションダウンですよ…。

まあ今回は、ずっと苦手だった下りで、新たな発見をした気がします。
習うより慣れろ、とはよく言ったものです。
知識が先行しちゃうと、どうしても考えることを放棄すると言うか、教えられたことがどういった意味であるのかを理解せず、それが正しいと思い込んでしまいがちですけど。
体で覚える、体で慣れることって、大事ですね。

3月になってから2月の山行の投稿をするわけなんですけど、最近のヤマレコを見る限りでは、この時が今シーズン最後の雪山だったのかもしれないですね…。
ぼく的には、もう一度寒の戻りがあって、雪山カムバックを期待したいところなんですけど、上手くスケジュールとタイミングがあえばいいなーって。

確かこの日は15時15分くらいに下山完了したと思います。
前回、稲村ヶ岳に行った時は腰痛のせいで全く余裕がなかったんですけど、今回は体力的にも時間的にも余裕があったので、洞川まで行ってごろごろ水を汲んで、名水豆腐を買ってきました。

車で行者さん通りを走ってると、前から登山者の人達がたくさん歩いてきてまして、観音峰から法力峠に抜けたんでしょうかね…。

行者さん通りの旅館ゾーンはほぼ凍結がなくなっていましたが、そのゾーンを過ぎると結構道路が真っ白に凍っていました。

締めの温泉ですけど、今回は洞川温泉ではなく、天の川温泉まで足を伸ばしみました。
まあ、冬季なので暗くなる前に洞川から下りたいっていう気持ちが強かったんですけどね。