光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

大和葛城山 ~山ツヅジ、雨に輝く。

05/09、見頃となった大和葛城山ツツジを見に行ってきました。

さて、前回同様、7時半頃に登山口駐車場に着いたのですが、例によって(?)第一駐車場は満杯で、第二駐車場に車を停めました。

前回よりはちょっと早かったのかもしれないなーという程度でしたが、準備をしてる間にあっと言う間に駐車場が埋まっていった感じでした。

この日、朝から天気はどんよりとした曇の日で、てんくら的には一日曇という予報だったのですが、準備をしてる最中から、ぽろぽろと雨が降り始めてきました。

山に入ってしまえば問題ないレベルだったのですが、これからどういう天気になるかで雨具を着こむかどうか決まってくるので、かなり悩んだのですが、割と雨具を着て発つパーティが多かったので、自分たちも雨具を着て行くことにしました。

…ただし、上だけですが。


ロープウェイ駅でトイレを済ませ、いつもの場所から入山します。


櫛羅の滝コースと、北尾根コースの分岐付近に大きな藤が咲いていました。
こちらもいい感じに…、見頃ってやつですね。

雨もほぼ止んだように思われましたので、雨具を脱ぎます。

前回は櫛羅の滝コースで登って、階段地獄に苦しんだので、今回は北尾根コースを登ることにしました。

…まあ、いきなりこんな登りだったので、前回は櫛羅の滝コースを選択したんですよねえ。

こちらのコースは尾根道を登る感じになるのですが、こっちはこっちで結構きついんですよねえ。
尾根道に乗るまで、ぐりぐり登らせる感じです、はい。

途中のベンチで一休憩。
雨はほぼ上がった感じですが、山はガスっています。
御所の町もよく見え無い状態でした。

とは言え、眺めが非常に良いポイントなので、こちらでクールダウンも兼ねて暫し休憩。

この休憩ポイントの展望台ベンチを過ぎると、もうちょっと急な登りが続くんですが、もう一息です。
しかし、雨に濡れると、こういう岩ってすごい滑るんですよねえ…。
登りだからまだ何とかなりますが、下りだと結構怖かったかも…。

尾根道に出ますと、新緑ゾーンが始まります。
天気が良ければ、木漏れ日なんかもあったんでしょうけど、今日のこの天気では、そのあたりは期待できません。

まあそれでも、薄緑の新緑の鮮やかさには、毎度癒やされますね。


快適な尾根道を進むと、ダイトレと自然研究路との分岐に出ます。
このあたりも休憩ポイントになっているので、10人以上がここで休憩していた気がします。
自分たちもここで軽く休憩を取り、自然研究路方面に進みます。

 # 今回は可能な限り登り階段を避ける算段ですw

自然研究路は登りも緩やかで、非常に歩きやすく、新緑も綺麗でした。

新緑がこれだけ綺麗って言うことは、紅葉の季節も綺麗なんだろうなあ…!

山頂に近づいてくると、ほんのりとツヅシも出てきます。

新緑とのコントラストがいいんですよねー。

そして、やっとロープウェイの頂上駅からの舗装路に突き当たりました。
ここまでくると、山頂まであともうちょっとですね。

去年来た時は、葉桜になっていましたが、今年はまだ桜が咲いていました。
八重桜ですかね…、時期としてはほぼ終わりな感じですけれど、GW過ぎても桜が見られるって、何かお得感がありますよね。

そう言えば、金剛山の金剛桜はどうなんだろうか…。

山頂に来る頃には晴れてるかなー…と思ったのですが、どんよりとした感じで、いまいち眺望がよくありません。

…と言うわけで、焼き餅とか、ソフトクリームとかの誘惑を断ち切り、山頂まで来ました。
去年も思ったんですけど、あのゾーンはほんと強い誘惑ゾーンですよね…w

はい、大和葛城山の山頂です。
今日は天気が悪い割には、ひとが多く、このあたりも記念撮影待ちの人たちがたくさんいました。
写真だけ見ると、無人感があるんですけど、人の交代のタイミングで上手く撮っただけですw

そう言えば、mont-bellさんのツアーっぽい集団もいましたねえ…。

金剛山です。
大和葛城山から見る金剛山って、風格が高くて、とても美しいと思います。
去年の今頃は、金剛山から大和葛城山を眺めていたような気もしますが。


そして、ツツジ園に来ました。

…まさに絶景!

そうです、これを見に来たんですよー。
今年は雨に濡れている分もあるかもしれませんが、ツツジの赤が非常に色鮮やかで、ぐっと映えています。
これで天気が良ければ、文句なしだったんですけどねえ…。

まあ、天気のことはどうすることもできないので、レジャーシートを広げてお昼ご飯開始です。
ここ大和葛城山の山頂付近(?)は、火器厳禁となっているので、今回は山専ボトルにお湯をつめてやってきました。

実は、もう一本水筒を持ってきたんですけど、中にはウイスキーの氷割り用の氷を詰めてきました。
同行者はいけるようですが、お酒はぼくは飲めないので、コーラを氷を冷やして飲んでみました。

…これが絶品でございました!

ちょうど12時半頃にご飯を食べていたのですが、山頂付近をぐるぐる周回するヘリコプターが。
おそらくマスコミ関係のヘリコプターだと思うんですけど、結構しつこく飛んでいたので、ちょっぴりイラッとしてみたり。

だって山頂でのお昼ご飯タイムは至福の時間じゃないですか。
それをヘリコプターの爆音(というほどでもないですが)で邪魔されるのは、ちょっとね…。


お昼ご飯を食べ終わるか、終わらないかくらいのタイミングでちょっと雨が降り始めました。
ご飯を食べ終わるくらいまではせめて天気はもってほしかったんですけど、それも仕方のないことなので、急いでお昼ご飯を終わらせて、ツツジ園の散策に出かけました。

この写真のように、まだ蕾が多いツツジも僅かにありましたが、概ね開花してる感じでした。
全ての木が同時に咲くわけではないので、早く咲いたツツジはやや色あせているものもありましたが、それでも今がベストタイミングだったんでしょうねえ。






去年はこのあたりの隅っこでご飯を食べました。
でも、お昼ご飯に食べようと思ったカステラを車に忘れてきてしまい、泣く泣くウィダーインゼリーを食べた記憶がありますw

ツツジ園を下から眺めます。

ダイトレの階段はキツイので、普通に行って帰ってきた感じです。
天気が良ければ、動画撮ったり、もう少し写真も撮ってみたかったのですが…。

残念な気持ちもあり、後ろ髪を引かれる感じでツツジ園を後にします。

帰りは櫛羅の滝コースです。
去年も今年も周回ルートを使いましたが、今年は順序を逆にしてみました。

結構この階段、下りもキツイものがありました。

北尾根コースは去年帰りに転んでカメラキャップをなくした苦い経験があったので、今回は避けましたw

今回は膝サポーターを自宅に忘れちゃったので、下りがちょっと不安だったのですが、ゆっくりペースとストックを使って確実に下ることにしました。

おっきな墓石くらいの石が落ちていました。
桟橋直撃ってやつですね。
迂回路があって、足元不安はなかったんですけど、頭上不安があったので、こういう場所はとっとと立ち去るに限ります。

ロープウェイの鉄塔のところまで、くると、あともう少しです。
時間と体力に余裕があれば、ロープウェイが通るのを待とうかと思ったんですけど、このあとも予定が微妙にあったので、今回はスルーで。


今回の〆の温泉は、和泉葛城山に登った際に惚れ込んだ奥水間温泉を予定していたのですが、何と土日祝は入浴のみはやっていないということで、貝塚温泉ほの字の里へ。

昔は小学校だったんじゃないかあ…という建物で、温泉だけではなく、バーベキューとか、農業体験もできるという複合リゾート施設っぽい感じでした。

お湯的には、奥水間温泉に近い感じで、とろーり系。
温度も適温だったので、非常にまったりとお湯に浸からせていただきました。
ついでに晩御飯もここで食べたんですけど、日帰り温泉施設にありがちな簡単メニューだけでなく、実際に調理されてるメニューだったので、こちらも大変美味でございました。

更に、和泉葛城山登山口近くのそぶら山荘のパン屋さんにも寄りました。
このパン屋さんでは、ウサギを飼っていて、子ウサギもいて、非常に可愛くて目を奪われてしまったりしたのですが、パンの方も品数は少なめのようにも思いますが、なかなかのものでした。
実際に釜を使って焼いてるところがすぐ近くで見られるんですよね。
同行者の方は、結構買い込んでいましたw
ぼくは、アンパンを買ってもらったんですけど、こしあんだと思ってたのが、つぶあんだったのがちょっと残念でしたが、非常にほくほくとした美味しいパンでした。