光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

西穂独標 〜神様からのギフト(day4-day5)

こんにちは。

北アルプスの旅の4日目と5日目、所謂この旅のボーナスタイムです。

と言うのも、北アから和歌山まで、約450kmです。
3日目に独標を往復し、下山するスケジュールだったんですけど、まあ頑張ればそのまま和歌山に帰ることも出来たんですが、折角だったらどこかでのんびりしてから帰りたい。
それで、今回は幸い3連休を取得することができたので、最後の1日を温泉でほっこりDAYに割り当てることにしたっていう感じです。

皆さんご存知のように、北アルプスエリアは温泉が豊富です。
人気のエリアですし、何処に泊まってもハズレはなさそうだったんですけど、かねてからの相方のリクエストで、今回は白骨温泉に宿泊することにしました。

ここ白骨温泉のウリは人里離れた秘湯っていうところもあり、更にお湯の色が乳白色である、ということだったりします。

3日目のブログでひらゆの森に行ったと書きましたが、そこから白骨温泉まで約30分くらいだったんですけど、ふと思いつきでナビの地図の縮尺を変えてみると、西穂高が見えました。

実は、槍ヶ岳も見えていたんですけど、写真を撮るタイミングを逃してまして…。

そう言えば、ナビ的には1時間以上かかる感じだったんですけど、事前にスマホのグーグルマップで調べた感じだと、30分くらいだったのでおかしいなあと。

で、どうもナビの地図が古く、県道300号線(白骨温泉線)が反映されていなかった状態でした。

まあ、この白骨温泉線も道が狭かったり、急カーブ、急坂が続いたり、あまり運転し易い道ではなかったんですけれど、それでも30分も時間を短縮できるのは大きいですね。


今回の白骨温泉のお宿は、湯元齋藤旅館です。

ちょっぴりハイクラスなお宿なんですけれど、貯めていたじゃらんポイントをがつんと投入し、そこそこリーズナブルなお値段で泊まることができました。

お部屋は玄関から言うと、左奥の部屋になるんですけど、お部屋の窓からの正面の景色が川でして、すぐそこが滝っぽくなっている状態でした。
そこそこの音量の滝の音だったのですけど、窓を閉めて障子を閉めてやれば、夜寝る時もそれほど気にはなりませんでした。

そしてまず、お風呂です!

ここ斉藤旅館さんでは、お風呂が二つありまして、最初に野天風呂に入ります。
お湯はしっとりとした乳白色で、肌触りが非常に良い感じでした。
ぼくはお風呂的にはぬる目が好きなんですけど、この野天風呂はまさにぼく好みの温度で長湯には最適でございました。
お湯は掛け流しのようで、次々に新しいお湯がお風呂に注がれてるんですが、この時点ではお湯は透明で、湯船に溜まって時間が経つと白濁化している感じでした。

極楽ごくらくー。


晩御飯はすき焼き!
お肉は飛騨牛でございました。
ぷりぷりでとろとろのお肉、とっても美味でございました。
ちょっぴり残念だったのが、白菜がなかったこと…ですかね。
すき焼きと言えば、肉と白菜でしょ…

味付けも、もうちょっと甘辛いのが好みだったりするのですが、登山で疲れてる体にはこのくらいの味付けが良かったのかもしれません。

晩御飯後は、もう一つのお風呂に入りまして…、お部屋に戻ってくると、いい感じに眠気がやってきたんですけども、相方から誕生日プレゼントをいただいてしまいました。

ありがとうございます。
大切にします。

朝ご飯です。
こちらもお腹に優しい朝ご飯でした。
朝はバイキングでも問題ない派なんですけど、こういう朝ご飯だったらむしろ歓迎だったりします。
湯豆腐があるのっても、ポイント高いですよね。

朝ご飯の後、もうひとっ風呂浴びまして、名残惜しい気持ちいっぱいだったんですけれども、お土産を買って、チェックアウトしました。

到着の際は、お宿の係の人の出迎えがあったのでお宿の全景が撮れなかったので、このタイミングで撮ってみます。
向かって右側の黒っぽい建物は、このお宿の社長さんのものだとか。

そんなわけで、10時半頃に白骨温泉を後にし、和歌山までの約430kmの移動が始まります。

途中のSA/PAで休憩を挟みつつ、和歌山には夜の7時~8時くらいに到着するスケジュールでして、来た道を戻る感じだったのですが、そのへんはその場のノリでいいかなと。

さて、最初の休憩はひるがの高原サービスエリアです。
往路でもここで休憩したんですけど、思ってたより早く到着したので、あまりお腹が減ってなかったりしまして、お昼ご飯は次のSA/PAで取ることにしました。

…で、何を食べるかというとこれです。
ひるがの高原のソフトミルク!
これが濃厚バニラって感じで甘くて美味しかったのでありましました。
思ってたよりさっぱりしてたのも高ポイントでした。

で、お店の前には店番の牛が。
何か暴れ牛らしく、触っちゃいけないらしい…!


往路の際は天気も悪くて、遠くの景色がよく見えなかったんですけど、この日はまだ神様のギフトが続いているらしく、とっても良い天気でした。

…暑かったけど。

2000mオーバーの山から降りてくると、この場所でも暑く感じます。

で、白山見えました!
頂上付近にサクッと雪が残ってるのが白山です。
さすがにこの位置までくると、北アルプスから見るよりは近くに見えますよね。


さて、このひるがの高原サービスエリアでの昼食をスルーしたぼくらが向かうのは、ハイウェイオアシスで有名な川島パーキングエリアです。

観覧車があると、なんか淡路サービスエリアを思い出します。


とりあえずお昼ごはんだっていうことでフードコート方面に向かいます。
が、この日は日曜日ということもあり、大層な人で賑わっていました。
何でこんなに高速のパーキングエリアに人が多いんだろうって思ったんですけど、どうもここって普通の下道からも入れるようになってるようですね。
ちなみにこの建物の奥には噴水のようになってる場所があって、子どもたちがそこで水浴びをしていました。

とりあえず満席状態ながら、フードコートに入り、ご飯を注文します。

更にここまで来たら、これを食べないとねっていうことで、飛騨牛の串を別途注文いたしました。
何か、このあたりを最初に通ったんですけど、ものすごくいいにおいがしていたんですよね…!

はい、というわけでこれが飛騨牛の串です。
肉の柔らかさ、旨味がひきたつ焼き加減でございました。
個人的には、塩コショウとかかかってた方が美味しいかもって思ったりしましたが、肉の味だけで勝負できるっていうのは、肉の旨さに自信があるからでしょうね。
まあ実際美味しかったし。

で、むしろメインはこっちの高山ラーメンでした。
あっさりスープだったので、一瞬ちょっと物足りないかもって思ったんですけど、いやいやこれはあっさりでも美味しい!
むしろ、あっさり味だから美味しいのかも。
北アルプスに行く道すがら、何件も高山ラーメン店があったんだけど、時間が合わないとかの理由で尽くスルーしていたので、ここで食べられてラッキーでした。
本場の?高山ラーメンはもっと美味しいのかもしれませんが、ここの高山ラーメンも十分美味しかったことをここに記しておきます。

某k日s荘の店員のお兄さんのおすすめだったし、話のネタにもなりますしね。

この後にかき氷を食べ、追加のおみやげを仕入れて、和歌山への帰路につきました。
最初はむほんとに来た道を帰るつもりだったのですが、ちょっと気が変わったので途中で名阪国道を通り、針テラスで最後の休憩をとって和歌山に戻りました。
最後のこの道、途中で30度を越す気温になって、涼しい気温に慣れた身には、ちょっとしんどい気温でもありましたが、無事に戻ってこれたという気持ちと、戻ってきてしまったという相反する気持ちが自分の中にありました。

あ、そう言えば最後ちょっと雨降ってきたんですよねえ…。
名阪国道を通ってる時のことなんですけど、いや、ほんとパラッとだけだったんですけど、ほんとこの旅、奇跡的に天気に恵まれたよなあって。
山にいるあの時間、この上ない晴天だったのは、ほんと奇跡だなあって。

そして、ぼくらの初めてのアルプスの旅が終わりを告げました。

新たな目標とか、課題なんかもみつかって、まだまだこれから先も楽しい山登りを満喫していけそうな気がします。

「アルプスに、行ってきました!」