光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

観音峰 ~紅色の帯が山肌に広がり。

こんばんは。

まだ時期的には少し早いよね…と言うことは分かってはいたんですけれども、紅葉のベストシーズンは家業が忙しく、山行の時間をとることができないので、少し前倒しで山に行ってきました。

行き先は、今年三度目となる観音峰で、相方と二人での山行です。

また、今回は日帰りではなく、洞川温泉での一泊旅行も予定していて、下山後に慌てて帰らなくてもいいのが心に余裕を待たせてくれます。


さて、6時半頃に相方を拾い、奈良方面に向かうわけなんですけども、普段なら京奈和道に紀の川ICから乗るんですが、この夏に根来ICが開通したので、根来ICから京奈和道に乗ります。

入口は、風吹の交差点からちょっとだけ大阪方面に進んで左折という感じです。
(ちなみに、出口も同じ場所です。

さて、洞川方面までは自宅から約2時間程度なんですけど、過去に山行も含めて何度も行っていますので、ナビなしで問題ない感じで、最終コンビニで買い出ししつつ、観音峰登山口駐車場には9時前頃に到着しました。

まだ紅葉には少し早いことと、ド平日ということから、駐車場はかなりガラガラな状態でした。

着替えとか、トイレとか、最終パッキングなんかをしつつ、ちょっと駐車場付近を散策してみたんですけども、

結構いい感じに紅葉が始まってるんですよね。

ちなみにこれ、入口付近って言うか、トイレ横のモミジ?なんですけども、緑、黄、赤っていうグラデーションになってて、これはこれで綺麗でした。

川にかかる木々も、紅葉が始まりつつある感じがします。

最近、関西では奈良県のCMしてるんですけど、あの最後に流れるみたらい渓谷の映像はもっと紅葉してるので、最盛期だともっと綺麗なんだろうなあ…。

10:05頃、登山開始です。

しかし、準備に1時間以上かかってどういうことなんだろう。
いっつも後から駐車場に着いた人に抜かれちゃうんですよね。
うーん。

観音峰へはこの階段を登っていくんですけど、右に行けばみたらい渓谷、左に行けば洞川方面に行けるようです。

ご多分に漏れず、この山も序盤は植林帯で、特に紅葉してる木もないので、淡々と登っていくわけなんですけれど、苔むした切り株に誰かが積んだ紅葉のケルン。

こういうのって和みますよねぇ。

とは言え、やっぱり階段はしんどいものです。

初心者のハンキングレベルの山でも、しんどいもんはしんどい。

相変わらず、いい感じに湧き出る観音の水です。

基本的にお腹の弱い子なので、こういう湧き水は口にしないことにしてるので、今回もちょっと手を湿らせただけですけども、ひんやりしてて気持ちの良い水でした。

そして、やっぱりまだこの笠はあった…!

ふと足を止めた場所に咲いてた花ですが、最近ちょっと山歩きで余裕が出来てきたのか、こういう小さい花を見る(みつける)ことが出来るようになりました。

前に来た時は、山肌(谷筋)から水が湧き出ていて、登山道を横切る形になってたんですけど、今回の山行では水が枯れていました。

観音平のちょっと手前くらいに軽く林が切れるポイントがあって、そこがちょっとした眺望ポイントになってるんですけど、手前の小ピークがほんのりですけども、紅葉の出だし…という状態になっていました。

今回は、あわよくば観音平付近でそこそこの紅葉を見られたらいいなあ…という目的の山行だったんですけども、紅葉とは言いがたい感じではあります。

でも、これはこれで綺麗なんですよね。

足元にはどんぐりがいっぱい落ちていまして、ふと手にとってみたんですけども、このどんぐりなんかでかくないですか…?



そして、観音平までやってきましたが…、まだ木々は青々としていますね。

以前ヤマレコで調べた際には、紅葉最盛期はこのあたりが真っ赤になってたんですけど、さすがに11月に入ってからの様子だったので、10月下旬だとまだまだ先の話…ってわけで。

東屋の上辺り、ちょっと紅葉が始まっていました。

もしかして、東屋より上部だと紅葉を見られるのか…?

…と言うことで、休憩を短めにし、展望台への道を登り始めました。

おぉ…!





うんうん、この時期でこれだけの紅葉が見られたら、上出来ですよ。

観音平より上部って、自然林はほんとのちょっとで、つづら折れの坂が始まる所からは植林帯になるんですけども、

しんどいつづら折れ坂。

まあここは三回目なので、ちょっとだけ心に余裕があったりしたのですけど、

つづら折れの向かって右側に出ると、紅葉始めた木々が見えるので、今回それを見るという口実で立ち止まってみたり。

どんぐりが吹き溜まりになっていました。

踏んだら滑りそうなので、避けて歩いてみます。



見上げる紅葉もいいですが、見下ろす紅葉もなかなかオツなものです。

はい、ラストの微妙にきつい坂を登り切り、観音峰展望台到着です。

本日は快晴ではあるんですが、微妙に霞んでるんですよねえ…。

とは言え、前回の山行では一瞬しか見られなかった、稲村ヶ岳とか、大日ヶ岳もしっかり見られたので、大満足だったり。

やっぱり、こうでなくっちゃね!

観音峰のピーク方面。

標高が高い分、おそらく紅葉の進み具合もいいだろうなあ…とは思われましたが、今回はここでまったりすると決めたので、ピーク方面は眺めるだけ、です。

お昼御飯は展望台で食べたんですけども、この日はやたらと日差しがきつく、9月くらいの気温に逆戻りしたような印象を受けました。

前回の山行ではここまで来ると風があってちょっと涼しくて、上に一枚羽織ったんですけども、今回は逆に一枚脱ぎたいくらいの気温…。

自分は全然知らなかったんですけど、ここ観音峰展望台付近ってススキの名所(?)なんですね。

稲村ヶ岳、大日ヶ岳方面。

弥山、八経ヶ岳方面。

バリゴヤノ頭方面。

バリゴヤノ頭をアップで。

稲村ヶ岳、大日ヶ岳をアップで。

何だかんだで2時間近く、展望台でまったりしていたのかなあ。

帰り際、後からやってきたご夫婦に話しかけられて、しばらく雑談していたんですけども、何と同じ和歌山の人で、しかもご自宅がぼくの母親の里と同じだったりで、不思議なご縁を感じました。

このご夫婦に、とある天川村の名物的なスイーツ情報をお聞きしたので、帰りに寄ることに決めてみたり。

帰り道に、今回初めて岩屋の方まで来てみました。

中に入るには、しゃがみ込んでそろそろと歩く必要があるのですが、案の定ザックの雨蓋をこすってしまいました…。

この岩屋があるポイントはちょっとした岩壁になっていまして、ここからの紅葉もまたオツなものでした。

岩場に紅葉って、映えますよね。

岩屋から約1時間で登山口まで下りてきました。

たいした下りではないんですけども、変な歩き方をしてしまったのか、ちょっぴり膝が痛かったり。
下山後に確認すると、膝サポーターもズレていたので、このせいかなあ…と思ったりしましたが、あんまり関係なさそうな気もします。

ちなみに、今回は用心のために足首にはテーピングをしていたんですけども、たったこれだけのことで足首の安定感が出て、非常に安心して歩くことが出来ました。

もう巻き方も覚えたので、ささっとできますしね。

今回の反省点としては、やっぱり準備にかける時間をもっと短縮すること、これに尽きますね。

今回は日帰りではなく、洞川で一泊することになっていますので、登山口から洞川方面に車で走る出すと、紅葉が綺麗だったので、思わず車を停めてしまいました。

さて、洞川温泉編は別記事に分けることにします。