光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

冬の始まりに木曽駒ヶ岳に登る。

8月の槍ヶ岳山行から、早2ヶ月も経ってしまいましたが、久々に山に行ってきました。

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行き先は木曽駒ヶ岳

 

予定では、現地で一泊して、可能であれば近隣のキャンプ場でテント泊…っていうのを企んでいたのですが、まさかの2週続けての台風襲来で予定を狂わされ、前乗り車中泊の弾丸登山となりました。

 

車中泊の話

今回、木曽駒ヶ岳と言うか、菅の台バスセンターまでグーグルマップで4時間半。

さすがにこの行程を休憩なしで走破できるはずもないので、途中で休憩を入れつつ…、夕方16時頃に自宅を出て、菅の台バスセンターに到着したのは、夜23時頃でした。

バスセンター駐車場には、先客が数台いまして、どの車もエンジンを切っており、主は就寝してるのか、ものすごく静かな状態でした。

さすがにその状態でエンジンをかけ続けるのも迷惑になるので、身の回りの整理をしてすぐにエンジンを切りました。

このバスセンターはSAや道の駅とは違って、灯りは程々で、全体的にものすごく静かなので、これは快眠できそう…と思い、運転席を最大限までリクライニングしてシュラフに身を沈めたのですが…、寒い。

シュラフは安物とは言え、一応-5度まで対応のシュラフのはずなんですが、明らかに冷気が勝ってる感じ。

そもそもシュラフって完全に中に身を沈めて、ジッパーで間口を最大限まで窄めるものだと思うんですが、どんだけ頑張って体を奥にやっても、すぐにズレてきてしまって、肩口が出てしまうんですよね。

だから寒い。

と言うのも、運転席は完全にフラットにはならないので、どうしても腰の深い位置に重心が偏り、それによってシュラフが腰の位置に下がっていってしまうんですよね。

夏用のブランケットなんかも活用してみましたが、決定打にはならず、結局いまいち熟睡できないまま、朝を迎えることになりました。

朝になり、他にも車が入ってきたので、自分もエンジンをかけたのですが、車の外気温計は2度だったりしました。

正直、ここまで寒いとは全く思っていなかったので、かなり想定外だったんですけれど、菅の台バスセンターのあたりって標高800mくらいの土地なんですよね。

これは後から知ったので、最初からわかっていれば、毛布なりを追加で用意したんですけどね…。

ただ、やっぱり自分は座席ではちゃんと寝られないので、次回以降の車中泊の際には、フラットで寝られるような空間を頑張って作ろうかと思っています。

登山の話

今回、バス→ロープウェイを乗り継いでの登山でした。

登山口までの距離的にアクセスが良い部分と、ロープウェイがあって、歩いてる時間が非常に短いっていうのが今回木曽駒ヶ岳を選んだ理由になりました。

山には歩いて登るもの、歩いて登ってなんぼっていう古めかしいことを考えてるところがあって、正直最後まで木曽駒ヶ岳に登るかどうかは迷っていたのですが、まあ最終の決め手になったのは、台風で一日削られちゃったことだったりです。

ただまあ、今回の目的は「ほぼ日帰りでアルプスの頂上に立つこと」だったりしましたので、もうこの選択肢しかなかった、というところですかね。

頂上は360度大展望であることは知っていましたので、運が良ければ槍ヶ岳からは見えなかった展望が見えるかな、と。

 

ただもう、ほんとありえないくらい天気が良くて、ありえないくらいの景色が見られたわけですよ。

 

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南アルプスと富士山。

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剣岳

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中央アルプスの縦走路。

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御嶽山

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乗鞍岳

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北アルプス

槍ヶ岳も見えますね。

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八ヶ岳

 

…往復の運転とか、車中泊とかちょっとしんどいところもあったけど、今回最高の山行になりました!