光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

御船の滝は、氷爆していた。

奈良県川上村にある、御船の滝を見に行ってきました。
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この滝、高さ約50mくらいあって、普段はそこそこな水量が流れ落ちてくるのですが、冬に厳しい冷え込みが続くと何と滝全体が凍結する滝(氷瀑)としても有名だったりします。
和歌山近郊では、大阪金剛山や、同じ奈良の大峰山氷瀑が有名ですが、金剛山はともかく大峰山は自身のレベルでは少し厳しく。
この御船の氷瀑は、基本舗装路(林道)をひたすら一時間程歩けばたどり着けるので、比較的かなり安全なんですよね。
そんなロケーションで、かつ近くのホテルでトレッキングプランを出していたり、ツアーなどもあるようで、登山派とカメラ派が入り乱れて、現地はなかなか賑やかだったりもします。

場所


場所はここ。
ナビでは、駐車場のある井氷鹿の里を指定するのが良いと思います。

ただ、井氷鹿の里へは山道を登ってくことになり、まずまず標高を上げることになりますので、当日の気象条件によっては凍結していることが多いです。
今回は、最強寒波が来たタイミングだったので、かなり雪もチラついていまして、井氷鹿の里より下で積雪+凍結となっていました。
自分の車は四駆にスタッドレスだったので、楽々と登ってこれたのですが、FF+スタッドレスだとちょっと厳しかったのかもしれません。
実際に凍結していない場所に車を停めて、その分余分に歩いた方もいらっしゃったようです。

登山道

沢沿いをゆるゆると登っていく感じで、普段の登山で悩まされる階段は基本的にありません。
基本的に舗装された林道で、本来は若干の凹凸があるようですが、今回は井氷鹿の里からは積雪路だったので、あまり気になりませんでした。
川側にはほぼガードレールがありますし、車一台が悠々と通れる幅の道なので、道中危険を感じるようなポイントはありませんでした。
ただ、部分的に凍結面の上にうっすらと雪が乗ったような場所もあったので、ちょっと足を滑らせたりもしましたが、アイゼンはつけませんでした。
舗装路から御船の滝へのアプローチ路は、唯一の登山道と呼べるようなポイントで、狭い木橋を通るので、ここからはアイゼンをつけました。
(※つけていない人もいました。

カメラ

普段の登山用カメラはSONYNEX-5Rなのですが、今回は御船の滝を被写体として捉える為、一眼レフを引っ張り出してきました。
元々カメラ趣味から登山を始めたぼくとしては、原点回帰な感じではあるんですけれど、正直なところ最近この一眼レフはあまり出番がありません…。
タイムアタックをしているわけではないのですが、どうしても登山って登りと下りがあって、時間との勝負的なところがあるじゃないですか。
一眼レフを持つとじっくりと構図を決めて撮る、撮らなきゃいけないという暗示にかかっているのか、自分のスタイル的に、或いは体力的に登山に一眼レフは合わないんですよね。
二年前に立山に行った時には一眼レフを持っていったものの、雨に振られたので殆ど出番がなかったりで、今のところ登山にはミラーレス、これが定番です。

あ、カメラはCanonのEOS70D、レンズはSIGMAの17-50F2.8EX DC HSMです。

被写体「御船の滝・氷瀑

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今回で、3回目の御船の滝ですが、過去で最もコンディションが良かったように思います。
もっと冷え込みが連続して続くと、もっと氷爆は成長するらしいんですが、今回はこれで大満足です。

それはそうと、昨年末から綿向山、北横岳と続いて良いもの見てるんですよね。
我ながらが運がいい、と思います。
願わくば、夏のアルプス遠征でも…、お願いしたい!