光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

4年前の2月、ぼくは登山を始めた。

4年前の2月、ぼくは登山を始めたんですけど、何がきっかけだったんだろうかと。

そう言えば、何で登山なんて始めたんだっけ。

ジュニア時代はスイマーだったけれども、それ以降ろくに運動なんてものをしていなかった自分が、30歳を過ぎたタイミングで、なぜ?
特に誰かに登山を薦められたわけでもなく、特に身の回りの誰かが登山をしていたというわけでもなく。

ちょっと良い機会なので、過去の記憶を紐解きつつ、振り返ってみたいと思います。

きっかけ、その1

確か、その2年ほど前に車を買ったんですよね、スバルのインプレッサスポーツ、AWDMT車。(今も乗ってます。
免許を取るのが遅かったのもあり、最初の車は家族が選んだ家族の車(トヨタのist)に乗ってたわけなんですが、だんだん車自体や運転に慣れてくると、よくある話ではありますが自分の車が欲しくなっちゃいました。
トヨタのistは普通に乗る分には非常に良い車なので、非常に乗りやすかったんですけれど、乗りやすすぎたせいか、ちょっと物足りなくなってきてしまったんですよね。
それで、思い切って自分が好きに選んだ車に乗ることになりまして、折角車買ったんだし、どっか行こう、っていうノリで飛躍的に行動範囲が広がったんですよね。

多分これが最初のきっかけだと思います。
インドア派だった自分が、外に出るようになった、と。

きっかけ、その2

そして、次のきっかけがカメラの購入だったように思います。
外に出る→外の景色を写真撮る→折角ならいいカメラで綺麗に撮りたい→一眼レフ購入。
最初は普通の風景、たまに夕陽なんかを撮りに行ってたんですけど、ちょっと変わった景色が見たくなって、中古のスタッドレスタイヤを買って冬の日本海側に行ったんです。
そこでまあ、そこそこの雪景色が見られたことに味をしめてしまって、旅行から戻ってきてから、もう一度雪景色が見たいと、計画を練りまして。

和歌山の平地なんて、雪は降っても積もることはほぼないので、手近なところで雪を見るとなると、標高の高いところに行くしかないわけです。
そうなると登山っていう話になると思うんですが、さすがに真冬に雪に降る、積もる山ってそこそこ高い山だし、そんな山にいきなり登れる気はしませんでした。
ただ、大阪南部には何座かロープウェイがある山があって、その中でも金剛山については、人気の山であることから積雪・霧氷情報何かも一日ごとにあって、登るならここだ!となったわけです。

元々、雪や雪景色に対して強い憧れを抱いていた、というのもそもそもの根底にあるんですが、自分の意思で見に行く、見に行けるという条件がここで初めて揃った、と。

金剛山に登る。

自身が求める景色を見る為、被写体を追いかける形で、その手段として登山をすることになったわけで、特に登山用の何かを大っぴらに買う気にはなりませんでした。
なので、冬場の野外撮影用のちょっと暖かい格好とたまたま家にあったリュックを使いまわすことにしたのですが、さすがに軽アイゼンだけは買うことにしました。
…確か地元の好日山荘さんで、1500円くらいで購入したような気がします。

しかしまあ、周りは普通に登山する服装の人ばっかりだったので、結構浮いてたような気がしますね。
しかも、登り方なんて分からないし、厚着だし、汗かきまくって、へろへろだったんですよね。
ロープウェイ山頂駅からの登り時点で。

そこで見た風景。

ただ、その雪の金剛山で見た光景が、あまりに美しすぎて、ぼくは冬山の虜になってしまったんです。

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初登山、その感想。

ロープウェイが怖かった…とか、これは結構迫真に思いました。
元々高所恐怖症なので、出来ればロープウェイなんて使わずに登りたかったんですけど、さすがにそれはハードルが高すぎる。
と言うことで、泣く泣く乗ったロープウェイ、鉄柱をすぎる際の揺れが、心底怖かった記憶が残っています。

また、あまりにも綺麗だったので、今の相方を誘ってまた登りに来たら、霧氷が殆どなかった、という悲しい展開。
そうなんですよね、天気が一定じゃないように、霧氷のつき方も違うっていうことを、その時初めて知りました。

そしてこの時は全く知らなかったんですが、山頂広場の存在を知らず…、この神社に参拝して帰ってしまったんですよね。
それから山頂広場に行くは、もうちょっと先になりました。

それから春になっても自分の登山は続き、気がつけばカメラではなくて、山を登ることが目的になってしまいましたとさ。
登山&一眼レフというスタイルは憧れのスタイルではあるのですが、このスタイルを会得するのは、至難の業だと思います。