光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

そうだ、熊野古道を歩こう。(雲取越)

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熊野古道(雲取越)を歩いてきました。
(山行自体は03/15~03/16だったので、もう半月以上経過してしまっているんですが。)

ヤマレコ 熊野古道 中辺路(大雲取越→小雲取越)

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今回歩いたルートは?

今回は、中辺路で最後に残った大物、「雲取越」。
去年は滝尻から中辺路を歩いたんですけど、元々はこの雲取越を歩くつもりだったものの、小口で宿が取れずに断念したんですよね…。
まあ、宿が二軒しかなく、その内の一軒は個人の民宿なので、元々与薬が取りづらい場所なので、直前に電話しても…っていう。

それはさておき、今回は那智方面から本宮方面まで歩きました。
大雲取越→小雲取越と言う流れだと、大雲取越が小口に向けての下りがきついので、本宮側から歩こうかとも思ったんですが、中辺路って本宮に向けて歩くもの、なんて個人的に考えるところもあって、大→小で歩くことにしました。

スケジュールは?

熊野古道歩きとしては1泊2日。
前日は仕事上がりで、そのまま那智に向かいました。
大体、会社から三時間くらいかかるので、しんどいと言えばしんどいんですけど、大雲取越は7時間くらいかかるロングルートですし、出来る限り早く歩き始めたかったんですよね。
今回は中辺路スタンプラリーのスタンプ集めも兼ねていたので、那智の滝とか青岸渡寺に立ち寄ることが決定していたので、尚更だったわけです。
那智駅併設の道の駅で仮眠を取り、そのまま駐車場の隅に車を停めさせていただき、始発のバスに乗って那智の滝まで行くつもりが時間を勘違いしてて、乗り過ごすと言う大失態。
ここで早くも出遅れてしまい、那智の滝那智大社青岸渡寺でスタンプ集めとお参りが終わり、実際に歩き始めたのは、既に9時近い時間だったりしました。

ちなみに、去年滝尻王子から歩いたは1泊2日でスケジュールを組んだら、案外2泊3日の人が多く、帰りのバスで皆さん次々と川湯とか湯の峰で降りていくの悲しく見送った経験から、今年は2泊3日でスケジュールを組んでいまして、もう1泊は憧れと念願の湯の峰温泉に泊まることになっていました。
2日目の天気が良くなかったので、百間ぐらの眺望を見る為にルートをひっくり返すことも考えたのですが、那智から本宮までバスで戻ってくる必要があり、バス時間だけで二時間近いので、今回は当初のスケジュール通りに歩くことにしました。

中辺路スタンプラリー

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7割位まで揃ってきましたが、あと残っているのが、那智駅から大門坂までと、神倉神社。
今回の旅で時間があれば、神倉神社のスタンプは押しておきたかったのですが、速玉大社の御朱印をいただくことを優先したので、次回の旅でコンプリートに持っていきたいところです。
ただまあ、今回の旅とエリアががっつり被ってるので、何とかスケジューリングしたかったんですけど、どうしても制覇する方法が思いつきませんでした。
同じ和歌山県内とは言え、那智まで軽く3時間はかかるので、一回ですませてしまいたかったなーとは思うところなんですが。

ちなみにこのスタンプラリー、完歩すると和歌山県から完歩認定証なるものをいただけるとのことですが、一体どんな感じのものなんでしょうかね。
ちょっと楽しみ。

小口自然の家に泊まってみてどうだった?

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入口

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内部

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晩ごはん

悪天候ではありましたが、結構いい感じにお部屋が埋まっていたように思います。
ただ、圧倒的に海外の方が多かったようで、部屋前のネームプレートは全部英字で書かれていました…笑
自分の部屋から奥の部屋まではわざわざ見に行かなかったんですけど、自分の他に日本人は一人だったようで、改めて海外からの熊野古道人気を感じました。

お部屋は殺風景でトイレなんかもないんですけれども、そこそこ広いお部屋で、ゆったり過ごさせてもらいました。
風呂用のタオルセット、浴衣、歯ブラシセットなんかも備え付けしてくれていたので、基本的にそのあたりは手ぶらでOK。
お風呂が温泉ではないのは残念ではありますけれども、何時間も歩いて疲れた体にお風呂のいやし効果は半端なかった。
翌日もまだまだ歩くわけで、この回復効果あっても二日目だったなーと改めて思います。

槍ヶ岳山行のときも感じたことではありますが、やっぱりお風呂の回復は他に代えがたいですね。

雲取越って、どんな人が歩いてるの?

たまたまなのかもしれないですけれど、大雲取越ですれ違った人は9割外国人。
でも、小雲取越ですれ違ったのは、9割日本人。

この差は一体。

自分、歩くのは遅いですし、基本的に抜かれる事の方が多いんですが、今回大雲取越に関しては、誰にも追い抜かれず、追い越さず。
小雲取越は数名抜かされたのかな?はっきり覚えていませんが、そもそも小雲取越に較べて歩きにくい大雲取越ってあまり人気ないのかなあと。

そう言えば、小口自然の家のご主人?が仰っていましたが、宿泊客の比率的には圧倒的に外国人が多いようで、日本人でしかも和歌山県民の自分みたいなのはかなり珍しいみたいです…笑

次の熊野古道は…?

うーん、どうしましょうか。
熊野古道のメインルートって中辺路だと思いますし、その次となると、どこになるんでしょうか。

湯の峰温泉から本宮大社までタクシーで移動したんですけど、その運転者さんとその話をちょっとしたんですよね。
たまたま直前で乗せた人が最後の熊野古道を歩くとかで、大辺路とか伊勢路とかも歩いてるみたいで。

次に歩くなら、高野山から歩ける小辺路かなーと思うんですけど、圧倒的にアクセスに困るんですよね。
高野山に車を停めると、歩いて戻ってくるのが結構大変…。

伊勢路はちょっと和歌山からは遠すぎるかな、とか。


え?
大峯奥駈道…?

いやいや、むりでしょ!