【世界遺産の温泉】湯の峰温泉 つぼ湯に入ってきた話。
温泉自体が世界遺産に認定されているという、湯の峰温泉、つぼ湯に入ってきました。
(前回に引き続き、03月の中辺路の旅の時のお話。)
湯の峰温泉ってどこにあるの?どんな温泉?
湯の峰温泉は、川湯温泉、わたらせ温泉と並ぶ、熊野本宮温泉郷の中でも最古の温泉になります。
熊野本宮大社まではどれも同じような距離感なんですけれど、アクセスの良さで言うと、わたらせ温泉>川湯温泉>湯の峰温泉になるかな、と。
川湯温泉は全国でも珍しい川の中に温泉が湧き出ており、冬場は川を堰き止めた千人風呂に入れるので、これはこれで魅力的だったりしますし、わたらせ温泉は露天風呂が複数ある上に、とんでもなく広いので、正直どれか一つとは絞りにくく、まさに甲乙つけがたいってやつですね。
川湯温泉には一度だけ宿泊しており、わたらせ温泉は立ち寄り湯で二回入っているんですけれど、"温泉的な意味"で泉質が良いのは、順位が逆転し、湯の峰温泉>川湯温泉=わたらせ温泉だと個人的には思います。
とても分かりやすい温泉的な温泉と言いますか、いわゆる硫黄臭があるタイプの温泉で、糸状になった湯の花が出来る湯の峰温泉、一度行ってみても損はないと思います。
つぼ湯の入り方とか、感想とかは。
湯の峰温泉街のまさに中心街とも言える場所につぼ湯はあります。
つぼ湯にはつぼ湯の受付はなく、東光寺というお寺のすぐ脇に受付があります。
バスで来る場合には、まさに目の前で下ろしてくれるので、迷う事はないかと思いますが、つぼ湯ではない公衆浴場の受付と兼ねているので、そこで受付をすることになります。
上の画像でグリーンのジャケットを着た方が写っていますが、その辺りが受付になっています。
入浴料は、自販機でチケットを購入する必要があります。
この日は雨が降っており、上手く写っていないのですが、入浴料は大人一人770円で、入浴人数分購入する必要がありますが、30分の貸し切り制で入浴することができます。
ホテルや旅館の貸し切り風呂って45分の所が多いかと思うんですけれど、ここは雰囲気を楽しむところなので、さっとお湯に入る感じになります。
チケットを受付の方に渡して、説明を受けます。
ここでチケットを買うより先に、現在の待ち時間を確認しておくほうが良いと思います。
と言うのも、最初に湯の峰温泉に来た時には時間が悪く、3時間くらいの待ち時間があるとのことで泣く泣く断念した経緯があったので…。
番号札を受け取り、つぼ湯前に掛けて、更にちゃんと内側から鍵をかけてくれ、と言われました。
と言うのも、海外の旅行者が不意に扉を開けることがあるとか。
東光寺の脇を通り抜けて、小橋の手前にある待合所に行きました。
今回は、幸い現在入浴中の1組のみということで、待ち時間も最大30分だろうって言うことで、直接待合所に行くことにしました。
# ちなみに、大日越はここを右に折れます。
20分程待つと、入浴中の一組が出てきましたので、つぼ湯へ。
靴を履いたまま中には入れませんので、靴は左の軒下に置きます。
扉に番号札を掛けます。
左に白い脱衣カゴがあります。
その他、シャンプーとか石鹸の類は一切ありません。
これが世界遺産のつぼ湯です。
湯船の大きさ的には、二人が限度っていうところでしょうか。
かかり湯をして感じ、ちょっと温度としては熱めで、棒でかき混ぜてもいまいち適温にならなかったので、少しだけ水で埋めさせてもらいました。
画面中央の緑色のレバーを地面に対して垂直方向にすると、パイプから冷水が出てきます。
湯船は手前から少しずつ深くなっている感じで、底は丸い石が敷き詰められていて、奥まで行くとそこそこの水深があります。
お湯は時間帯によって七色に変わるということですが、今回は乳白色でしたが、白骨温泉とはちょっと違う色合いでした。
ただ見た目ほどの硫黄臭、温泉臭はなく、人によっては物足りない感があるのかもしれませんが、雨に濡れてちょっと寒かったので、とても良いお湯でした。
衣服の脱ぎ着の時間があるので、実際にお風呂に入ってた時間は15分くらいでしたので、もうちょっと入り足りない感もありましたが、おそらく次の人が待っているだろうと思われましたので、ちょっと早めに出ました。
つぼ湯の受付で借りた番号札は、受付にお返しする必要がありますので、それはお忘れなく。