光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

一目千本、憧れの奈良県吉野山の桜。

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関西で一二を争う桜の名所、奈良県吉野山にお花見ハイキングしてきました。

ヤマレコ

www.yamareco.com

いつ頃、どうやって行ったの?

今年の桜前線の動きが速いのは、皆様よくご存知かと思いますが、04月中旬に予定していた桜を見る旅が桜前線の爆上げのせいでタイミング的に微妙になってしまい、急遽相方と休みが何とか合った04月初旬で何処か良いところはないか?となったわけです。
幾つか候補を上げてみるも、いまいちタイミング的にも、自分たちにもピタッとくるところがなく、そんな時にふっと思い浮かんだのが、吉野山でした。
ですので、元々今年吉野山に行く予定はなかったのですが、タイミング的にも場所的にも、ここだ!となったわけなんですよね。

ちなみに、04/05(木)に行って参りました。

 # 既に、もう葉桜だと思います。

駐車場に難あり、と言われる吉野山
ただ、自宅から公共交通機関で行くには、あまりアクセスが良いわけではないので、今回も車で行くことになりました。

事前に色々と調べた所…、ポイントは「早着き」と言うことでしたので、今回も例によって仕事上がりで直接向かい、途中の道の駅で車中泊させていただくことにしました。

で、駐車場はどこに?

www.yoshinoyama-sakura.jp
大小問わず、実は吉野山には結構な駐車場があったりするんですけど、桜の季節はそのキャパを圧倒的に越えてくるんですよね。
(観光協会的には、公共交通機関で来場を呼びかけて、推奨しているようではありますが)

郊外に停めて、バスなり電車を使って山の上がるのが最も手堅い手段なんですけれど、公共交通機関だって当然混雑しますし、何よりダイヤがあって時間に縛られてしまうのが困る。
何より早く着いて、早く帰るパターンで来ると、まだ公共交通機関が動いていない時間帯だったりするので、早着きで混雑する前に帰るスケジューリングには向かないわけです。
しかも、桜の季節は9時~19時が一部区間歩行者天国になってしまいますし、そこを避けて帰るにしても花見客が両側歩いてる道を神経遣いながら運転することになるので、それだけは勘弁していただきたい、と。

そこで、今回は二通りのパターンを考えました。

・下千本がまだある程度見られる状態であれば、下千本駐車場で。
・下千本がだめなら、如意輪寺駐車場で。

歩く距離的には下千本駐車場から歩く方が遠いし時間もかかるんですけれど、見どころが多いコースなんですよね。
七曲り、金峯山寺、吉水神社、このあたりは下千本からのルート上にありますし、時間が許せば御朱印なんかもいただきたかったのです。
基本的に舗装路を歩くので、体力的にも問題なかろうかと思い、桜(吹雪)を見ながら、まったりを歩くことにしました。

コース、見どころは?

今回は、下千本駐車場に車を停めて、7時前頃から、七曲り(を見下ろす)→金峯山寺→吉水神社(営業前…)→さくら咲競プロジェクト展望台(正式名称不明)→吉野水分神社(ここで折り返し)→花矢倉展望台→勝手神社→吉水神社→金峯山寺→下山っていう黄金ルートを歩いてきました。

 # 奥千本はまだ見頃前っていうことでしたので、吉野水分神社で折り返すことにしました。

金峯山寺は時間早すぎて御朱印の受け付け前、吉水神社も時間早すぎて開門前と、ちょっと予定外なところもあったんですけれど、結果的にこれが良かったように思います。
元々天気予報で翌日が春の嵐ってことと、桜の開花が早すぎたせいで、一日前倒ししたわけで、初めから天気については半ば諦め気味だったんです。
まあ…、雨じゃなかったらいいか、みたいな。

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この日ちょっと天気が悪くて…、天候的には曇、山頂方面は稜線に沿ってガスがかかっている感じで、幻想的ではあったんですけど、決して良い状態ではなかったんですよね。

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でも、ほんとに奇跡的だと思ったのが、吉野水分神社にお参りして、その直後、まだ境内にいる頃に突然一気に晴れ間が広がってきたんですよね。

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やっぱり、桜って青空背景の方が良いじゃないですか、映えるじゃないですか。

それからは割とウキウキな感じで、下りまして。
ただ、頻繁に上から車が下りてくるので、その度に避けたりで、その度にテンション下がったりもしましたが。

ちょっと足が痛くなってきたなーなんて思ったりもしましたが。

ただもう、この晴れ間に吉水神社からの一目千本の桜を見られただけで、全てはここの為にありました。

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ちょっと見頃を過ぎた桜も多数ありますが、それでもこの景色は、絶景と言って良いでしょう!

朝、時間が早すぎて引き返す時は結構ながっくり感があったんですけど、結果的にこのタイミングでこの景色が見られたんだし、これ以上の結果オーライはないですよね。
朝タイミングが合って、曇り空の一目千本見ていたら、帰りにはここに寄ってなかったかもしれないし。

桜の神様は、ぼくらの味方だった。