光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

痛い、足が痛い。

先月、中辺路を歩いてきたわけですが、実はこれまでにない痛みを足に感じていました。
これまで何日とこなしてきた山行で、確かに足に痛みを覚えたことは何度もありました。
昨年の槍ヶ岳なんかはその際たる例ですし、歩き過ぎて脹脛とか、足の裏が痛くなることは、普通にありました。
ただこれって、多くの登山者が経験していることで、自分だけが特別ではないと思いますし、今経験してる痛みも、もしかしたらそうかもしれません。

今思い返すと、赤木越でその兆候はありました。
そしてそれが、雲取越で確信に変わりました。

踵が痛い。

踵の骨の地面と接してる部分の、両脇が痛いんです。
痛いと言っても、鋭い痛みではなく、じわーっと鈍い痛みが浮き出てくる状態なんですよね。
そこって普通に立つと体重がかかるポイントですし、いま結構恐る恐る歩いていたりします。

ただまあ、中辺路から戻ってきて、やや痛みが逃げていて忘れていた感もあったんですが、吉野山に行く直前にぶり返して、吉野山からの下りが超辛かったんですよね。
この時は中辺路の時の痛みは忘れていて、硬い登山靴でアスファルトを歩き過ぎたせいだと思っていましたが、どうも数日経っても痛みが引かない。
職場の整体師の資格を持っている同僚に事情を話すと、アキレス腱の付け根の炎症だろうと。

歩きにくいですが、決して歩けないわけではないので、騙し騙し今日まできたわけですが、次の旅まで一週間というタイミングでも症状が好転してるように思えなかったので、近所の整形外科に行ってきました。
この手の病院って、お年寄りの憩いの場になってて、診察に時間がかかるイメージだったんですが、幸い小一時間程度で診察してもらうことができました。
診察は一般的なもので、問診と触診があり、念の為にレントゲンを撮って終了。
診断結果としては、「アキレス腱付着部炎」とのこで、湿布と飲み薬で炎症を抑えつつ、回復を待つ、と。
痛みが引いてから一週間程度は運動を控えるように、とのことでしたが、既に次回の旅まで実は一週間ないんですよね…。
まあ、次回の旅は山登りではないので運動ではないけど、多少は歩くってところで、そもそもいつ痛みが引くのか?と。
先生はお風呂上がりに軽くストレッチしろと言うけれど、この状態でストレッチするのって、かなり恐怖感あるんですよ。
アキレス腱を過剰に、引っ張ってる脹脛を弛緩させないと、痛みが引きにくいのは理屈としては分かるんですが、どうしても恐怖感が先に出て来てしまう感じで。

アキレス腱痛用のテーピングも教えてもらったんですけど、やっぱ一枚あるだけで安心感、安定感が違うんですよね。
普段の山行でも足首テーピングは欠かさないんですけど、これはほんとちょっとした魔法の発明だと思うんだ、ほんと。
まあ、寝るときに湿布、日中テーピングと、肌荒れが気になるんですけど、多少良くなってる感覚はあるので、飲み薬共々続けていこうと思います。

まあ、痛みが引くまで多少時間かかりそうですが…