【御朱印旅】諏訪大社(四社)を巡って、御朱印をいただいたお話。
諏訪大社って?
ネットで調べるまで、自分も一切知らなかったんですけれど、「諏訪神社」と名の神社は全国に多数あり、その総本社となるのが、ここ諏訪大社。
伊勢神宮が外宮と内宮に分かれているように、この諏訪大社は上社と下社とに分かれていて、更にそれぞれ上社には本宮と前宮、下社には春宮と秋宮と、合計四箇所もあります。
どの宮にも、それぞれ魅力があるものの、ただ言ってしまえばメインは本宮ですし、旅途中の立ち寄りなので、ここだけお参りするだけでも充分だったりするんです。
ただ…、四社全ての御朱印をコンプリートすると、何と記念品をいただけるらしい、と。
御朱印って、あくまで「いただきもの」であって、スタンプラリーみたいに集めるものではないにしろ、和歌山から長野までなかなか行ける距離ではないだすし、この機会に全種いただいておければな、と。
どんな順番で回るのか。
特に決められた正しい順番、順序っていうものはないらしいです。
今回は、上諏訪温泉を二日目のお宿にすることになっていて、そこがちょうど上社と下社の中間点になっていたので、自分たちの好きな順番で回ろう、という話になりました。
これら四社の内、やはりメインとなるのは上社本宮です。
今回は四社全て回っても、何とか17時にはお宿にチェックインできそうだったことから、春→秋→前→本の順番でお参りすることにしました。
春宮
まずは、ここ春宮。
岡谷ICから10分くらいです。
正面手前の郵便局の横に参拝者用の駐車場があります。
看板が道沿いにありますが、最初ちょっと分からなくて通り過ぎてしまいました。
車から下りたら、もうすぐ鳥居があります。
上社に比べて、下社はやや小ぶりな佇まいですね。
本殿。
今回、春宮で新たに御朱印帳を購入しました。(帰宅後撮影)
御朱印帳については、以前熊野本宮大社に購入したものを一冊所持しているのですが、この御朱印帳はまずは熊野三社の御朱印をいただことうと考えていまして、別途諏訪大社で御朱印帳を購入することにしました。
春宮の御朱印がこちら。(帰宅後撮影)
右の栞は、御朱印をお願いした際にいただいたものです。
上側に同じ数字が書かれているのですが、その部分を切り取る形になってまして、その数字の突き合わせで誤配を防止しているみたいです。
大きな神社仏閣になればなるほど、御朱印を求める人が増えますし、間違って渡してしまう、貰ってしまう事故が多発してるんでしょうかね…。
ちなみに、御朱印は鳥居入ってすぐの右手の建物でいただけます。
(所要時間:約30分弱)
秋宮
春宮からは5分位です。
Google Map的には、鳥居手前の十字路の角地に神社用の駐車場があるみたいですが、お土産物屋さん用の駐車場だったら買い物必須になったりするので、ここには停めませんでした。
鳥居手前を右手に入っていく道があり、その奥に駐車場がありまして、そちらに車を停めることにしました。
下社秋宮です。
春宮よりちょっと大きいですね。
中学生だと思うんですけど、遠足か何かがあったようで、全体的に賑やかな状態でした。
秋宮本殿。
諏訪大社と言えば、山の斜面を滑り落とす御柱祭でも有名ですが、その御柱が各社に祀られています。
見上げるくらい高くて、太くて、まさに「鎮座している」という表現そのものな存在感がありました。
秋宮でいただいた御朱印がこちら。
御朱印は今回停めた駐車場のすぐ前の建物でいただけました。
ここで、もう少しゆっくりこの空間を楽しみたいな、と思う気持ちもありましたが、それほど時間もなく、至るところに子供がいたので、御朱印をいただいて早々と次の目的地に向かいました。
(所要時間:約30分弱)
前宮
前宮は、秋宮から車で約30分っていうところです。
ここ前宮は、縦に細長い構造になっていまして、駐車場は前宮前の交差点のところにありました。
ここからは、ちょっと歩いて登ります。
ここ登った所のすぐ左の所に数台車が停められるみたいですね。
まだもうちょっと登ります。
ここが前宮本殿です。
これまでの二社は建物が詰まった感じで、一種の閉鎖空間でしたが、ここはかなり開放的な空間になっていました。
小さな小川があって、これが清涼感を演出しているよう思います。
正面左側に二本。
右側にも二本。
# 厨2的でいくなら、この柱が結界を司っていて…とか。
帰りに振り返ると、残雪の八ヶ岳。
天狗岳?横岳?ちょっとはっきり分かりませんが…。
前宮でいただいた御朱印がこちら。
前宮の二枚目の写真、階段を登って右側にある建物でいただけます。
(所要時間:30分強)
本宮
前宮から車で約5分。
ちなみに、本宮だけお参りするのであれば、諏訪ICから下りるのが最も近いです。
駐車場は諏訪市博物館近くに参拝者用の駐車場があります。
ここに車を停めると、門前町のお土産物屋さんの前を通るので、ここに停めるのが良いかと思います。
今回は大鳥居の左奥に入る道の奥側に参拝者用駐車場があるので、そこに車を停めました。
本宮。
多分、大鳥居の側から入るのが正しい順序かと思いますが、今回はちょっとショートカットさせていただきました。
布橋
こういう建物ってなんていう構造って言えばいいんでしょう。
屋根付きの廊下的な構造の建物の中を通っていきます。
神聖な神様のエリアに近づく、期待感のようなものが高まってきます。
門のようなものがありますが、ここは入口ではないようです。
下側に何かありますね。
帰りに寄って見ましょう。
ここも入口じゃないようなので、突き当りまで行って本殿前ゾーンに入ります。
この奥に本殿がありますが、あまり近くまで寄れる構造にはなっていません。
とは言え、これが自分が知ってる神社スタイルなような気もします。
また、各諏訪大社共通の構造のようですが、御神体と思われる鏡が直接目に触れるところに置かれています。
この時は、ご祈祷を依頼された方がいたようで、本殿の方に入っていくご夫婦がいました。
正面の木製の柵のちょっと奥に御柱がありました。
参拝を終わらせ、大鳥居正面の広場まで下りてきました。
ここにも御柱があります。
廊下の下ゾーンがちょっと面白そうだったので、そちらを見に行きます。
伝説の力士、雷電為右衛門像です。
Wikipediaによると、モデルは柏戸、佐田の山、富士錦とのこと。
名前だけ…というレベルで申し訳ないですが、柏戸くらいしか分かりません…。
まあ、雷電っていう存在も、漫画でちょっと触れたくらいではありますが。
さて、ちょっと手合わせを。
…うん、でかい。
100kg超の大男から、こんな手で張り手食らうと死んじゃうね、間違いなく。
ちょっと移動しまして、神楽殿。
特大の太鼓がありました。
無性に叩いてみたい衝動に駆られましたが、重要文化財の神楽殿に上がり込む勇気までは出ませんでした。
我ながら賢明な判断。
土俵。
神事には欠かせない、日本の国技たる相撲。
諏訪大社では、毎年9月15日に、十五夜祭奉納相撲と呼ばれる行事が行われていて、土俵入りがあるそうです。
また、諏訪大社はその創建から、相撲とは切っても切れない関係性にあるらしいです。
→詳しくは、Wikipediaを。
大欅。
やや樹勢が衰えてきているようで、幹周辺は立入禁止になっていました。
欅の木って、勝手ながらあまり大きくなるという印象を持っていなかったんですが、この欅、相当大きい木です。
ここまで来て、ぐるっと一周回ってきたことになります。
駐車場まで戻ってきて、またここからも八ヶ岳が見えることに気づきました。
そう言えば、諏訪大社の御柱って、八ヶ岳から切り出されて、ずっと人力で曳航されてくるんですよね。
やっぱり一度見てみたい、御柱祭。
7年ごとで、直近では2016年だったみたいなので、次は…、5年後の2023年か。
ちょっと先すぎるので、きっと忘れちゃったりするんだろうなあ…。
あ、八ヶ岳は登りに行きます。
多分今年。
本宮でいただいた御朱印がこちら。
大鳥居入って右手にある建物でいただけます。
(所要時間:1時間)
今回いただいたもの。
御朱印帳の引換時にいただいた栞と、四社コンプリートでいただいた木製の栞。
そして、そば落雁。
そもそも、そば落雁って何なのか分かってません。
どんな味なんだろう。
まあ、それほど美味しいものでもなさそう気もしますが…。
ひとまず、今は自宅の神棚にお供えしてあります。
そして、御朱印四種。
四種類全部いただくのに、かなり慌ただしい行程だったように思います。
お宿もチェックイン4時を目指していましたが、ちょっとそれにも間に合いませんでした。
とは言え、全部回りきることが出来たので、非常に満足度の高い旅になりました。
移動時間と所要時間的まとめ
今回、各社の移動時間を合計すると、まあ一時間弱と言うところでしょうか。
お参りも、車を停めてそれほど歩くわけではないので、全社合計で2時間半から3時間見ておけば良いかと思います。
ただ、ゆっくりと建物を見て回ったりしていると、もっと時間を使うと思いますし、土日やGW、SWなどの大型連休はもっと混雑するはずですので、あくまで平日の昼間であれば、これくらいじゃないかな、というところでしょうか。
個人的には、もうちょっとゆっくり見て回りって、写真とかも撮りたかったなーという感じです。