光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

2016年、福袋を。

こんばんは。

2016年、01月02日に大阪まで福袋戦線に参加してきました。

2015年の引き続いての参加だったんですけど、前回は梅田の石井スポーツだったんですよね。
今年も石井スポーツにしようかと思ったんですけど、取り扱いブランド的に去年と変わらないセレクトで、正直Foxfire以外に欲しいものがない。
…で、そのFoxfireも去年買ったので、同じものを2016年も…っていうのは、ちょっとなあ…と思っていたところなんですよね。

普段和歌山には石井スポーツはなく、好日山荘にしか行かないので、正直和歌山の好日山荘で福袋やってくれたら何の問題もないわけなんですが、どうも和歌山店は福袋はやらないようなので、大阪まで出て行かざるをえない。

阿倍野とかグランフロント大阪好日山荘は福袋やるみたいで、この辺の店舗だとブランドにMarmotがあるんですよね…!

ってなわけで、店舗は好日山荘に決定。

問題は何店に行くか…ってことなんですけど、梅田近辺は全く土地勘がないので、消去法で阿倍野に。

阿倍野の方がちょっと近いしね。

そんな感じで、朝は3時半くらいに起き、4時出発。
4時45分頃、相方を拾う。

6時頃あべの到着。

近鉄パーキングに車を停める予定だったんですけど、この時点で既に満車だったので、少し離れたパーキングに駐車。

そのままハルカスに向かったところ、既に20人くらいが並んでたので、そのままその列に並んでたんですけども、後からよくよく聞くと近鉄デパート本体?の福袋のポイントだったので、場所を調べなおして並び直した所も違うところで、金券くじ?の列だったり。

最終的にハルカスの北東の入口に並んだんですけど、それが6時15分頃。

そこから待つ、とにかく待つ。

途中でトイレ行きたくなって周辺をうろうろしたんですけど、どこにも借りられるトイレなく。
初乗り運賃払って地下鉄駅内に入り、そこでおトイレをすることに…。
背に腹は代えられないってヤツですな。

最初、開場は9時半と聞いたいたんですけど、5分だけ前倒しになり、9時25分になりました。
自分達が並んだ時は自分達の前にせいぜい10人くらいだったんですけど、時間とともにどんどんと人が増え、余裕で100人以上並んでいたと思われます。

ハルカスはテナントが多いので、みんなが好日山荘目当てということはありえないんですけども、ちらほら見ると、それっぽい服装や雰囲気の人が結構いましたので、競争率はなかなかのもんだと思われました。

9時25分、スタート。

ハルカスについてはテナント棟には入ったことがなく、事前にフロアマップで確認していたものの、正直経験不足は拭えず、いきなり東エスカレータ通りすぎて時間ロス。

更に途中で中央エレベータに乗り換えなきゃいけないんですけど、7Fでの乗り換えが距離的にベストだったんですが、それが分からず8Fまで行ってしまって、更にロス。

が…、

何とかマーモットメンズLサイズ、GET。

でも頼まれていた相方の分を逃してしまう…。
申し訳ない。

この後、ちょっとアウトレットを見つつ、通常の好日山荘の店舗へ。
特にウェア類は欲しかったわけではないので、シューズゾーンへ。

そこでちょっと足型を測っていただいたんですが…、やや幅広で甲高、小指のところが幅広い人が多いが、その手前が一番広いあまりない形、だそうで。

なので、3Eクラスの靴がベストのようですが、それより広い靴はアンマッチになりそうです。

折角なので、幾つかシューズを履き比べてみました。

メリーナ → ちょっと窮屈な感じもあるが、足にぴったりくる。
SIRIO → 全体的にいい感じだが、ちょっと足先が遊ぶ。
マムート テトン → 合わない
ザンバラン スパーク 窮屈
ランブラー 27.5 → ちょっとマシに

うーん、この中だとメリーナがベスト。
足入れをした感じの直感的なところで、いちばんピタッとくる感じがしました。
問題はサイズなんですよね。
ランブラーの27cmで爪先が当たる感じだったので、これが足に合わないから当たっていたのであれば27cmで良さそうですし、そうでないのなら27.5cmのサイズアップも検討しないといけない。

実際に山まで試履に行く、っていうことは当然できないので、しっかり店内での試履で合わせきるしかないんだよなあ…。

で、予算的に当日買えるだけのお金は持ってなかったので、今回は買わず、でした。

好日山荘で何だかんだしてると、ちょうどお昼時に。
相方の要望でHOOPのButterというパンケーキ屋さんに。

何か中がすごいお洒落。
若干のアウェイ感を感じつつ。

今回は普通のパンケーキにしました。
美味しいのは美味しかったんですけども、パンケーキの上にのってるバターが全く溶けず、メイプルシロップのみでパンケーキを食べることになりまして、ちょっと気分的に消化不良。

まあ、メイプルシロップも好きなんですけど、バターもつけたいんだ!

今回の締めの温泉は、去年の春に宿泊したいよやかの郷に。

ここのお湯、すごいまったりとろみが入っていて、すごいいいんですよね。
思わず結構な長湯をしてしまったんですけど、出てくるとどうも入場規制がかかったようで、普通に順番待ちな状況になっていました。

Butterに入った時も出る時に順番待ち列ができていたり、今回は割とタイミング良く動くことができたなあ、と。

自宅に戻って福袋を開封。

MJC-F3221 GRY グレー 3900 キャップ
MJJ-S5021 BLK プラック 18000 ジャケット
MJH-S4236 BBGE ブラウンベージュ 4900 ハット
M3C-F1583 1268 ガーゴイル 3800 ニット帽
MJA-F3236 BGE ベージュ ネックゲイター
MJK-S5063 DCBK レッド/ブラック 6,900 ジップシャツ

と言う感じ。

なぜ帽子類が3つも入っているのか…っていうのは多分笑うところ。
帽子類は多分山では使わないなあ。

ジップのシャツもいいんですけど、色がレッドっていうのは、正直自分のカラーではないんですけど、ちょっと落ち着いたレッドなので、一度くらいは着てみてもいいかなーって。

で、黒のジャケットなんですけど、どうもインサレーションジャケットのようで、普段着てるフリースの代わりになるような感じで、これだけで元はとったかなーっていう感じです。

総評的に…、福袋としてはこんなもんだと思います。
好きなブランドのものがGETできたので、その点では満足。

ただ、開店待つのはいいんだけど、開店から9Fまでダッシュになるっていうのは正直しんどい。
多分逆に収拾つかなくなるから、もしくはまとめきれないから整理券は配布しなかったんでしょうけど、整理券出して欲しかったなあって。
まあこういうガチ争奪戦こそ福袋の醍醐味かもしれませんが。

2015年山行記録まとめ。

自分メモ。
2015年、目標としていた月一登山を達成したので、記念としてまとめてみます。

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2015/01/11 明神平

http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/01/20150111.html


2015/02/06 三峰山 ~エビの尻尾は成長する
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/02/20150206.html

2015/02/21観音峰→三ツ塚 ~スノーシューで跳ねろ!
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/03/20150221.html

高見山 ~バイバイ、冬山。
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/03/blog-post_15.html

2015/04/22 和泉葛城山→大石ヶ峰 ~藪こぎ、そして道間違い。
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/04/20150422.html

大和葛城山 ~山ツヅジ、雨に輝く。
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/05/blog-post.html

観音峰 ~麗しきベニバナヤマシャクヤク
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/07/blog-post.html

西穂独標 〜神様からのギフト(day1)
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/07/day1.html

西穂独標 〜神様からのギフト(day2)
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/07/day2.html

西穂独標 〜神様からのギフト(day3)
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/07/day3.html

西穂独標 〜神様からのギフト(day4-day5)
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/08/day4-day5.html

大台ケ原 -夏の終わりに、空中回廊を巡る- (day1)
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/09/day1.html

大台ケ原 -夏の終わりに、空中回廊を巡る- (day2)
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/09/day2.html

大台ケ原 -夏の終わりに、空中回廊を巡る- (day2-3)
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/09/day2-3.html

紀泉アルプス 雲山峰 ~秋の足音が微かに響き
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/10/blog-post.html

観音峰 ~紅色の帯が山肌に広がり。
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html

秋旅2日目(1) ~竹田城
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/12/21.html

山上ヶ岳 ~この冬、世界遺産を歩く。
http://mt-kanata.blogspot.jp/2015/12/blog-post_17.html

明神平→前山→明神岳 ~山納め、霧氷のフィールドを歩く。
http://mt-kanata.blogspot.jp/2016/01/blog-post.html


明神平→前山→明神岳 ~山納め、霧氷のフィールドを歩く。

こんばんは。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

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さて、先月12/28に2015年最後の山行に行って参りました。


2015年の締めくくりということで、何処に行こうかな…と言うより、まず自分の中にあったのは、「冬山に登りたい」っていうことでした。

冬山、と言えば雪であり、霧氷なわけで、関西で手軽に霧氷が見られる山と言うと、おなじみの高見山、三峰山があるんですけど、いまいち自分の中でピンとこなったんですよね。

そこでふと今年一年の山行記録を見返してみたんですけど、2015年の一発目には奈良の明神平に行ってるんですよね。

明神平に始まり、明神平に終わる。

うん、これだ!ってことで、2015年最後の山行は明神平に決定。
前回は明神平止まりだったので、今回はそのもうちょっとだけ先に行きたいなあってことで。

自宅を6時頃出発し、いつもの補給コンビニに到着したのが7時過ぎ…なんですが、何かめっちゃガスっています。
平地でもこんなガスってるっていうことは、山の上ではどうなんだ…という不安が過ぎります。
京奈和走ってる時も、橋本付近結構ガスってたんですよね…。


そして、おトイレを借りようとやはた温泉に寄ったのですが、駐車場に下りる坂にチェーンがかけられてるんですよね。
で、おかしなーと思って入口を見てみたら、2015年の営業を終了する旨の張り紙がありまして。
ここ、明神平で素敵なのは登山口と温泉までの距離が近いってとこにもあるので、正直かなりがっくり。
まあ、おトイレはお借りすることは出来たので、最低限の目的は達したのですが…。

林道終点まで到着。
写真を見ての通り、雪はおろか一切凍っていませんでした。
折角スタットレスタイヤにしたんですが…、まあこのへんの冬はスタッドレスタイヤ必須だし。

自分が着いた時点で、他に車が4、5台停まっており、準備してると更に2台追加された感じです。

今回は膝サポーターの代わりにテーピングをすることにしましたので、車の中でごそごそ。

そして、8時52分頃出発。
前回は10時くらいだったので、今回は早い早い。

舗装された車道を10分ほど歩き、登山口へ。
ここで登山届を提出します。

この日は気温が高く、前回は初っ端から付けてたアイゼンも不要。
歩きやすくていいんだけども、なんかちょっと物足りないと言うかなんというか。

山にはちゃんと雪があるんやろか、霧氷は見られるんやろかと思い始めた矢先、ふと顔を上げると輝く山が目に入りまして、テンションアップ。
大嫌いな舗装路を頑張って歩きます。

明神平は何気にこの初っ端がしんどい。

割と登ってきて、やっと道端に雪らしきものが。
あっさりした感じだったので、前の晩に降った感じっぽい。

ものすごいでかい落石。
こんなの頭の上に降ってきたらひとたまりもないよね…。 
とりあえず、一秒でも早くこのゾーンを抜けたかったので、ちょっとだけスピードアップして通り抜けます。
歩いてる時も頭上が気になって仕方なかった。

車道が崩壊してます。

荒れてる、とは聞いていたのですが、ここまで荒れてるとは思ってもみなかった。
大雨の日に流水で抉られたんだろうなあ…。

綺麗に草の葉の上に雪が乗ってます。

車道も終わり、本格的な登山道になりました。
いきなり倒木があるので、迂回して回避します。

登山道脇の壁際、上から水が滴ってるので、ちょっとしたアートになってます。

普通に綺麗ですね。



登山道に入ると、徐々にアスレチックになってくる明神平ですが、こう言う橋はトラウマ全開です。

恐る恐る通り過ぎます。

渡河ポイントです。
今年は雪もなく凍結もなく非常に渡りやすかったのですが、やっぱり濡れてる岩は余裕で滑るので注意が必要です。
まあ、トラロープに軽く手を添えてバランス取りつつ慎重に行けば大丈夫。

薊岳方面かな?
結構白くなってるけど、真っ白ってかんじではなさそうですね。
今回は下調べ不足なので、薊岳はパスです。

旧あしび山荘跡。
一年ぶりですが、崩壊が進んでるような気がします。

渡河ポイントを示すペイント岩の指示通りに進みます。

少し積雪が増えてきましたが、それでも、ほんのりっていうレベル。

まあでもやっと霧氷らしきものが。


明神滝ですが、こちらも凍っていません。
ざばざば流れてます。

ちょっとアングルの違う写真撮ろうと前に行こうとしたら、岩場が濡れてて転けそうに…。

良い頃合いだったので滝前で5分ほど休憩。

登山再開後、ちょっとだけ登った場所からは滝が斜めの角度から見えたので、シャッターを切ってみる。

あの岩場から前に出ようとせず、ちょっと登ったら良かったっていう話。

しかし、この滝、結構な落差がありますね。

誰かが作ったスノーマン。
顔も手もあって、結構手が混んでるなあ。

この辺りから九十九折の道になります。

かけ直してくださったと言う木の橋。
ありがたい。

ベンチ。

この辺りまで来ると、霧氷がかなり大きくなってきまして。

そして霧氷にはやっぱり青空ですよねー!




霧氷のトンネルを潜って進みます。

エビの尻尾も巨大化中。



水場。

ちょろちょろレベルですけど、全てのパイプから水が出ていました。

そして、ついさっきまではあんなに綺麗に晴れていたのに、明神平の目の前にしてガスが…!

ガスが立ち込めて…。

金剛山〜水越峠〜大和葛城山

今年は金剛山もあんまり雪がないらしいですね。

明神平直前のポイントは、霧氷がかなり育っていました。
霧氷の重みで木の枝が垂れ下がってくるこの感じ、いいですよね。

そして霧氷の向こうには建物。

そうです、あしび山荘です。
非公開なのが残念ですけど、明神平と言えばこの建物ですよね。

前はこの小屋の横で風を避けてご飯を食べるはずが人で一杯で場所がなく、仕方なしに階段の下で食べたのですが、風が通り抜けてものすごい寒かった…!

今回は誰も人がいなかったので、風を避けてちょっとだけ休憩。

こちらも天理大小屋も非公開かな?
この小屋の横を通り過ぎ。

さて、前回は時間切れで断念した明神平の先に行ってみようじゃないですか!
まだ時間は11時だし、充分歩けるはず。

予想外にキツかった斜面を登りきると看板が落ちていましました。
前山くらいまでは行きたくて、前山は薊岳へのルート上にあるわけで、ここが分岐ならこのまま行けばいいんだな、と。

…まあ、この看板の意味は分岐はあっちやで!っていうことで、ここが分岐っていう意味じゃないんですよね。
ここですっかり勘違いをしてしまい、いまいち道が分からなくなってしまう。

とは言え、この辺の霧氷はかなり一面に育ってる感じでした。
相変わらず雪はないので、結構迷って雪は無いと踏んでスノーシューを持ってこなかった判断は残念だったけど正解でした、と。

雪がないのは仕方ないとして、せめてちょっとでも青空が見えたらなあ…。

これとか木の背が高くてちょっとしたモンスターみたいに。

一旦明神岳まで行ってからご飯にしようと思ったんですが、いまいち現在地点が掴みかねてまして、ちょっと、うろうろしてから仕切り直しってことでご飯タイム。

大きな岩があって風避けになりそうなポイントで、他にも休憩されてる方が何名もいらっしゃいました。

今日はチキンラーメンですが、お水が洞川のごろごろ水!
これをちょっと贅沢に使ってラーメンをいただきました。

自分一人になってから休憩ポイントを撮ってみる。
ちょうど座りやすい岩もあって、良い休憩ポイントだったと思います。
目の前には一面霧氷ゾーンだったし。

休憩を終え、一旦引き返した先に行ってみようと歩き出すと、一瞬太陽の光が射し込む。

この世界が輝く感が好き。

踏み跡のないルートをちょっと進むと、本物の三ツ塚分岐が現れました。
薊岳はここから右手方面らしいので、やっぱり先に前山のピークを踏んでおくことにします。

前山へのルートは僅かに踏み跡が続いており、その踏み跡を辿るように、進みます。

…多分、大峰山方面。

また光が射し込んできたので、影絵の自撮り。

正面には前山があります。

と言う訳でここが前山と思われるポイントです。 
なんの看板も印もないので、最初スルーして進んでしまい、下りのルートが現れたので、やっと間違いに気づいて戻った感じです。 

正直、ピーク感ゼロ。

何となくすっきりしないし、歩き足りない気分だったので、もう一つ明神岳のピークを踏みに行くことに決めました。

何か見たことのある山のような気もしますが、やっぱり山座同定ができない。

まあでも角度的に右手側は大峰山方面だと思われます。
左手側は明神岳、奥桧奥峰かな。

あ、右端に見切れてるのは、手持ちのストックです。
もう少し雪があれば地面に刺すんですけどね。

明神岳へはさっき通りかかった分岐まで一旦戻る形になります。
前山でのロスが地味に痛いんですけど、少し急ぎ気味に歩きます。

分岐から約20分ほどで明神岳山頂へ到着。
それほどのピーク感があるわけではないですが、ちゃんと標識もあるし、初めてここ明神平でピークらしいピークを踏んだので、満足感で軽くガッツポーズ。

あまり時間がなくて山頂からは早々に撤退しましたが、やはりガスガスで青空が広がることはありませんでした。
この先の桧塚奥峰も一度行ってみたいので、またここ辺りはくることになるかと。
その時まで青空は、お預け。

明神岳へのルートは支尾根になるのか、稜線になるのか、割と反対側は切り立ってる感があるんですが、そのため、風表になるようで、エビの尻尾も大きめです。

さて、明神平のあしび山荘が見えるところまで戻ってきました。
時間もリミットに設定してた一時頃になりましたので、これから下山することにします。
あしび山荘の向こうの山、高見山への縦走路になってるんですよね。
もっと修行積んでからになりそうですが、一度縦走してみたいですね。

あしび山荘横の東屋付近から、雪の上に動物の足跡を発見。

何の足跡だろ。

更にその奥には薊岳方面への稜線が聳え立っていたんですが、こちらへもいずれは行ってみたいですね。

いくつものルートが集まる明神平、恐るべし。

最後に手前の霧氷がついた木を入れてパシャリ。

あしび山荘直下の霧氷、結構でかい。
もう一声寒波がくれば、もうちょい成長しますかねえ。
今シーズンにもう一度ここに来られるか分かりませんが、霧氷の成長は楽しみでなりません。

名残惜しい、去り難い風景ですが、今日はちょっと早目に帰宅しないといけないので、時々足を止めながらも下山を急ぎます。

ハシゴが微妙に凍ってまして、足を滑らせないように慎重に降ります。
このハシゴを使わなくてよさそうなルートもあったのですが、つながりがよくわからなかったので、ハシゴを使いました。

最後の渡河ポイント。
ここを通過する際、濡れた岩を踏んだら見事に滑り、トラロープを掴んだ状態で半宙吊りになってしまい、ちょっと焦りました。
足をつけてもまた滑るし、川に落ちると言う最悪の展開を覚悟しましたが、何とか体制を立て直しました。

くわばらくわばら。

そして恒例の下山してきたら天気が良くなるお約束の展開が!

まあこればっかりは天候次第だし、仕方ないね。

…とは、思いつつもやっぱりちょっと残念。

下山しました。

下りはやっぱりちょっと早いですね。

で、ここからが恒例の温泉タイムなわけなんですが、
やはた温泉はやってないので、最初たかすみ温泉に行くつもりだったんですね。
でもふと不安になって電話したら、音声ガイダンスで営業日外の案内が流れまして。
で、前から存在は知ってた津風呂湖温泉に行こうとして、念のためにホームページから見たら、こちらも営業終了。

まじ温泉難民。

折角東吉野に来てるので、地元の温泉に入りたかったのですが、やっていないのはどうしようもないので、

和歌山の八風の湯に来てみました。

ここの露天風呂がいいんですよねー。
お湯がじんわり体に染み込んで、疲れが猛烈に取れるんですよ。
温度もちょうど良くて、入浴が大人千円とタオル浴衣付きとは言え、ちょっと高いんですが、ここのお湯、かなり好きです。


そして、テーピングの件。
効果はあったように思いますが、貼り方が間違っていたようで、次回の山行でリベンジ予定です。

登山靴の件。
やっぱりつま先に当たりました。
結構きつく締めたけどこの状態なので、もう履き方の問題ではないです。
高い買い物でしたが、買い替えかなあ。



スーパーメリノウール L.W.ラウンドネックシャツ Men's

こんにちは。

季節も冬になり、山行時のウェアも衣替えの季節です。
基本的には寒くなっても上に着込むだけなんですが、普段のアンダーウェアはメッシュタイプの半袖なんですね。
それに長袖のシャツを重ねてるんですけど、冬は低山しかやらないものの、さすがにこれだと寒いよなあと。

実は去年混毛のアンダーウェアを買ったものの、丈は程々だったのですが、腕が長過ぎてちょっと着づらかったんですよね…。
お値段はかなり控え目だったので、これは普段着に回すとして、代わりのアンダーウェアを購入する必要に迫られました。

と言う訳で、定番中の定番、モンベルのメリノウールのアンダーウェアです。
中厚のものとどっちにするか迷ったのですが、ひとまず年間通して着回しの出来る薄手のものに、決定。


こうして見ると透けてます。
が、試しに着るとすぐに暖かくなって、熱が逃げない感じがしました。

日本のメーカーだけあって、日本人の体型に合わせて製品を作ってることが分かるフィット感もあり、好印象。

あとは実際にフィールドで確かめる感じですね。


冬山に向けてギアのメンテナンスを。

こんにちは。

先日の山上ヶ岳の記録を先にあげてしまったので、前後する形になってしまうのですが、冬山シーズンっていうことで、アイゼンのお手入れをしました。

Amazonでヤスリを購入。
作戦的には、このヤスリでサビを落とす感じであります。


まずは現在主力のマウンテンダックスの6本爪アイゼン。
固定がヒモなので、脱着にやや時間が必要なのですが、慣れ次第…ってところなんでしょうか。
プラのバックルで固定するものもありますが、材質的に劣化が気になったので、ヒモ式のこれにした経緯があります。

そう言えば、マウンテンダックスって会社、なくなっちゃったんですよねえ…。

全体的には特に問題なし。
爪の部分をヤスリで磨いて終了。

続いて、オクトスのチェーンアイゼン。
登山靴全体を包み込むような構造になっていて、爪も満遍なくついており、爪自体も短めなので、かなり歩きやすい。
難点は、ゴムの劣化の心配があるのと、実際のフィールドでつける場合、ゴムが冷えて固くなっていて、一苦労します。
あと、アンチスノープレートもないので、雪玉ができちゃいます。

今回のチェックではゴムの傷みもなく問題ない感じ。
これも爪をヤスリで綺麗にして終了。

画像が前後しますが、マウンテンダックスのアイゼン、アンチスノープレートが外れていて、なんとかはめ直したんですが、またすぐに外れそうな感じに…。
会社もなくなってしまい、この手の品がいつまで供給されるか不安なので、今の内に予備で買っておこうかなあ。

最後は初登山かつ冬の金剛山のために買った軽アイゼン。
最近出番がなくなりましたが、サイズも小さく軽いので予備アイゼンとしてザックには突っ込んであります。
これはアンチスノープレートつきで割と歩きやすいです。

ゴムも特に問題なさげだったので、爪をヤスリで綺麗にして終了。

ストックの石突。
普段はキャップをしたままなので全く気付かなかったんですが、結構先端部が錆びていましました。
Amazonで安く買ったMountainCascadeというメーカー?ブランドのものなのですが、普段使い方が荒いので、このくらいの価格帯ので充分かなあと思いつつ、BlackDiamondとか、LEKIのストックにも憧れます。

ちょっと擦るだけでかなり綺麗になりましました。
キャップを外して使う局面がこの先冬場は出てきそうなので、チェックしておいて良かったです。

そう言えば、ゴムキャップもボロボロになってました。
山行中にゴムが崩壊して取れるのが嫌なので、そろそろ買い直しかと思うんですが、このメーカーのストック、今Amazonで見かけないんですよね。
他メーカーのものでもサイズさえ合えば大丈夫そうですが、こういう時にマイナーメーカーのものだと困るんですよね。
高いものでもないので、レビュー見つつ決め打ちで買ってみようかなあ。

山上ヶ岳 ~この冬、世界遺産を歩く。


こんばんは。

冬は冬で忙しい身ではあるんですが、月末に山に行けるかどうかが怪しかったので、12/08に山に行く、というところまで予定は立てていたんですが、実際に何処に行くか?っていうのは、直前まで決めかねていました。

直前に今シーズン初の寒波が来たんですけども、すぐに暖かくなってしまい、冬らしくない冬だったりしたのですけども、出来れば霧氷が、雪が見たい…って言うわけで、

 - 明神平
 - 大峰方面

この辺りが自分の中で候補に上がっていたんですけど、いまいち決め手にかけるというか、自分の中でテーマが明確じゃなかったんですよね。

高見山に行くなら普段杉谷側から登ってみようとか、明神平に行くならスノーシュー持って行こうとかもあったのですが、そもそもまだスタッドレスタイヤに交換してないので、明神平と大峰方面は厳しそうだなあ…とか。

ただ今回は出来ればチャレンジ登山にしたかったので、未踏峰の山がいいなあ…ということで、大峰方面に行きたい気持ちが高まってきたのですけど、直前情報でどうも洞川方面は凍っていないらしい…と。

そんなわけで、今回は大峰方面と言うか、主峰とも言うべき山上ヶ岳に登ることに。

山上ヶ岳については、10月に観音峰に行った際に洞川温泉に泊まったんですけども、翌日帰る際に登山口の場所を確認しておいたので、道が凍っているかびくびくしつつも、何とか清浄大橋手前の駐車場まで。

相変わらず出だしが遅く、9時10分くらいに登山届を提出。

このBOXですが、実は微妙に凍っていまして、まあ車の温度計も-1℃だったりしたので、当然かもしれませんけども、中の紙類もちょっぴり湿っていました。


清浄茶屋(でいいのかな?)は営業を終了しているようで、駐車代をどこで払えばいいか分からなかったんですけども、むしろ必要かどうかも分からなかったんですが、やっぱりお金はいるみたいです。

上の看板のすぐ横に郵便受けがあり、そこに封筒にお金を入れてお支払いいたしました。

橋手前の案内図で本日の大体のルートを確認するときに気付いたのですが、大峯山って世界遺産の一部なんですよね。

吉野~大峯~熊野に続く、あの道(の一部)です。

清浄大橋を通ります。

駐車場には登山者と思われる車が一台だけ停まっていたのですが、はるか先行しているようで、このあたりでも全く人の気配はありません。

9:21

女人結界門です。

大峰山と言うと、山頂付近の様子よりも、この門が有名だったりしますよね。
そう言えば、山頂の様子って写真でも見たことがない気がする。

まったりと登り始めます。

階段は控えめで、登り坂が多めな感じで、序盤はとにかく淡々と登っていく感じでした。
何処と無く、稲村ヶ岳の登山道をちょっと思い出してみたり。
まあ、同じ大峰山系なので、似てる部分もあるのかなあ。

9:33

一ノ世茶屋…らしいんですが、特に建物もないので、ここがほんとに一ノ世茶屋かどうか分からなかったのですけども、ここが一ノ世茶屋のようです。

下山してから調べると、元々あった建物は廃業(?)後暫く残ってたそうなんですが、何年か前に撤去されてしまったとのこと。

こういう鉄の桟橋があるところまで稲村ヶ岳にそっくり。

以前この手の桟橋で全てコケたせいで、ちょっとトラウマに近い苦手意識があったりするので、かなり恐る恐る歩いています。

まあ、濡れてたり、ソールがつるつるになっているか、っていう条件じゃないとそうそう滑らない、とは思うんですけども。

木階段もあります。

これも濡れてると滑るんですよね。

暫く行くと、落ち葉の絨毯がありました。

12月に入っているので、紅葉なんてとっくに影も形もありませんが、紅葉の残り香っていうところですかね。

カフカしてて、歩くのが気持ちよかったです。

10:06

一本松茶屋まで来ました。

中は無人で、かつ若干暗いので、ちょっと通り抜けるのが怖いんですけども。

山に登ってて思うのは、こういう木々の逞しさだったりします。
これって、もう枯れちゃってはいますけれど、岩の上に張りだしてるんですよね。

おっと、木階段が凍ってる…?

先日の寒波で降った雪が残ってる感じではありますが、今シーズン初めての雪です。

…雪、と言うか、ちょっと溶けて凍った感もあるので、登る時は結構慎重に登りましたが、むしろ怖いのは下りだよなあ。

ここは赤石原という場所まで来たらしいですが、お助け水まで20分くらいらしい。

結構おっきな木の切り株…なんですが、この角度だとよく分からんですね。

大台ケ原の説明図にもありましたが、苔って生えてる場所で全然形が違うんですよね。

10:44

前の看板から23分かかりましたが、お助け水でございます。
左の社の下に水が溜まってるんですけど、ここから汲む感じ?

この樋の水を受ける感じ?

まあでも細々としか出ていないので、ペットボトル一本をいっぱいにするにも結構時間かかりそうな。

…ちなみにお腹弱い人なんで、例によってちょっと手にとって顔を洗う程度です。

登山道横の木製の柵の手すりに雪が。

ふと見上げると、結構いい天気なんだな、これが。

気温も高くて、この調子だと山頂方面まで行っても霧氷は見られなさそうでは、あるが…。

折角なので、雪を手にとってみる。

降ってから時間が経っているようで、あんまりふわふわ感がありません。

お助け水以降、少し標高が上がったせいか、いやむしろ日裏になるせいか、山肌に(残)雪が増えてきました。

足元は凍っているようで、凍っていないような感じで、まだアイゼンを付けるのはタイミング的にも早そうでした。

遭難者供養のお地蔵さん。

むしろ、ここからまだ2km以上もあるのか…というところに。

登山道が抉れて側面が壁のようになってるわけなんですが、そこに霜柱を見付けました。

11:11

洞辻茶屋に到着。
相変わらず、人っ子一人いません。

ここを進むと吉野ということで、やっとこの道に突き当たりました。

そうです、大峰奥駈道です。

洞辻茶屋の中を進みます。

茶屋をやっている頃だと、賑わうんだろうなあ…とは思うのですが、まあこの状態だと、誰かいると普通にびっくりしそうで、ちょっと怖かったり。

ちょっとこの茶屋の軒先を借りて休憩をしたのですが、この一番奥(山頂側)のテーブルでバームクーヘンを食べました。

そう言えばここ、docomoの電波がLTEで入っていました…!

茶屋の裏におトイレがある…ということだったのですが、既に茶屋の営業シーズンが終了しているので、おトイレも終了していました。

手洗い水の桶?の水が凍っていました。
結構この氷、分厚くてちょっと触ったくらいでは割れそうにはありませんでした。

この日の空は真っ青で、太陽が燦燦と輝いています。
寒いだろうなあ…とソフトシェルジャケットを持ってきたのですが、気温が高いのでザックの雨蓋に挟まれたまま、全く出番がありません。

お隣の稲村ヶ岳にはマンモスがいますが、ふとこの木の造形を見てると…、湖面から首を出してるネッシーに見える…と言うのは、ちょっと強引でしょうか。

標高が上がってきたので見晴らしも良くなってきたのですが、いまいち方向がよく分からず、見えてるのが何山なのか、どちら方面なのかがよく分かっていません。

…とは言え、ちょっと手前の木が邪魔で、景色ははっきりと見えません。

11:35

だらにすけ 花丑出店。

以前、この久保治さんには洞川温泉で宿泊したことがありまして、初の洞川温泉宿泊だったんですけれど、行者さん通りが凍っていたのをよく覚えています。

11:38

だらにすけ松清店


ここで分岐点です。

右手が新しいルートのようですが、どうも階段地獄っぽい。
「足にくる」なんて書かれると、ちょっと登る気がおきませんよね…。

と言うわけで、旧来からあるルートを選択。

油こぼしはこの様子だとちょっと凍ってそうだし、やや不安もあったのですが、とりあえず行ける所まで行ってみる、っていうことで進みます。

視界が開けました。

ここから山肌に沿う感じで階段を登るルートになり、ちょっぴり高度感が出てきます。

この写真だとあまり長さがわからないかと思いますが、50cmくらいはある氷柱です。
岩肌がちょっとくぼんだところに出来ていていました。

そろそろ怖くなってきたので、アイゼン装着。
お手軽なチェーンアイゼンにしようかと思ったのですが、雪球が出来るのが気持ち悪いので、今回はアンチスノープレートのついたマウンテンダックスの6本爪アイゼンを選択。

油こぼしです。

見上げると、結構高いなあ…と言う感じで、所々凍ってるのがちょっと嫌な感じ。
今回は単独ですし、他に登っている人もいなさそうなので、とにかく慎重に、慎重に登っていきます。

何とか登り切ったので、写真を撮ってみる。
さすがに登ってる時に写真を撮る余裕はなく。

足元がしっかり凍ってるので、アイゼンがしっかり利きます。
毎回思うんですけども、このアイゼンが氷を噛む感触とか、噛んだ時の音がすごく好き。

12:04

油こぼしをクリアすると、鐘掛岩の真下に出ます。
ちょっと興味はあったんですが、危なそうな気がしたので、帰りに気が向いたら寄ることにして、今回はスルーで。

大峯山 等覚門。

大峯にはこの門を含め、全部で4つの門があり、すべての意味があるらしい…っていうのを、帰ってきてから調べ物をしていて知りました。

四門…とか、某格闘漫画みたい。

ここを降りた所で、今回の登山で初めて人と出会いました。
あちらの方も単独で、男性の方だったんですけど、既に山頂方面に行かれて、今から下山するところとか。
清浄大橋から先行されている方だろうなあと。

そして、やっと宿坊が見えました。

直線距離にすれば結構近いので、もうすぐだと思っちゃったんですけど、ここからが微妙に遠くて、結構キツかった。

中途半端に凍ってるので、アイゼンの付け外しをすると時間がかかる、アイゼンのまま行くとバランス取りづらくて時間がかかる、という嫌なパターンで体力を削られる…。

何か、大台ケ原で見たような岩岩。

宿坊直下の石階段まで到達しました。
この階段も凍ってて、凍ってない所をアイゼンで踏むと滑るし、やや心が折れかける。

当然宿坊も既に営業終了していまして。
いつか宿泊してみたいなあ、とも思ったりしています。

大峯山寺の門。

あともうちょいで山頂、っていうところなんですけど、結構ここに来るまで時間をかけてしまったので、体力的に結構しんどい…。

ってなわけで、大峯山寺の境内へ。
奥に大きな仏具が置いてありますが、むしろ探してるのは山頂でして。
この左手の方に何かあるらしかったのですが、立ち入り禁止って書かれていたので、お寺の聖域っぽいので、ここではなさそうで、引き返す。

何か動物の足跡が。

そう言えば、登山道にも足跡以外の痕跡が残ってたりしましたが、同じ動物でしょうかね。

大峯山寺も営業を終了していまして、途中で唯一すれ違った方が仰っていたように、本気で人っ子一人いません。

境内をうろうろしてると、こんな看板を見付けたので、指差す方に行ってみる。

12:47

はい、到着!

ここ山頂!

もうちょっと先にここより高いピークっぽいところがあるけど、もう今はここが山頂ってことで!

3時間くらいで登れるかなあ…と思っていたのですが、一応冬場ってことと、初めて山ってことと、その他諸々の条件の中、自分なりには頑張りましたが、ちょっと納得いかないタイムで。

まあ、そんなことより下山もそこそこの時間がかかると思われましたので、ここでとっととお昼御飯にします。

まぁ、この天気でこの景色を見ながらの御飯とか、ここまで来るのに結構な時間がかかったのはもう忘れた!

御飯の後で、気になってたピークの方に行ってみる。

湧出岩、だそうで。

そう言えば、地図に湧出岳って書いてあったけど、ここか…?

何かこの立ち枯れした木が大台ケ原を思わせます。

…と、四国剣山の方もこんな登山道だったなあ。
剣山から次郎笈までのルート、来年こそは行ってみたいなあ。

昼食後、元のルートで一旦大峯山寺の境内に戻ろうかと思ったのですが、日本岩って一体なんだろ、ってことでそっち方面と思われる方面に歩いてみる。

結論的には、この写真の岩が日本岩っていう岩らしい。

方向案内板。

で、丁度中央の山の連なりが水越峠を挟んで金剛山と、大和葛城山です。
案内板のおかげではあるのですけれど、水越峠のおかげでこの二つの山は何とか識別できるようになってきました。

峠から金剛山へ続く稜線付近からひょっこりPLの塔と思われる塔が顔を出しています。

…で、ですね。

あまりに近すぎて全く気づかなかったんですけど、大日ヶ岳と稲村ヶ岳なんですよね、これって。
ってことは、御飯食べながら見ていたのは、大日ヶ岳、稲村ヶ岳、弥山、八経ヶ岳…っていう、大峰山系オールスターだった、という。

高見山とか大台ケ原方面らしいのですが、大台ケ原はともかく、高見山は識別したかったんですけど、残念ながら帰ってきて写真を見ても分かりません…。

しかし、空気が澄んでいて、ガスは全くなくって、ほんとに絶景でございました。
山頂花畑と言いつつ、お花はないわけで、この場所を知ってたら、このへんで御飯にしたのになあ…っていう。

中央あたりに見える集落が洞川温泉かな?
ここから見ると結構遠いですね。

角度を変えると、まさにオールスターでした。
いやー、人もいないし、御飯食べるならこのポイントだったなあ…。

もう少し日本岩でまったりしていたかったのですが、既にこの時点で13:30だったので、後ろ髪を引かれつつ立ち去ります。

この辺りも厳冬期なら霧氷ゾーンだったんだろうなあ。

あ、数日前に稲村ヶ岳に登られた方のレコを見ると霧氷でものすごく美しかったようですが、今日はさすがの稲村ヶ岳も霧氷はほぼないように思われました。

日本岩から下るルートだと、宿坊直下の二手に分かれる所に行き当たりました。

…あの時、正面のルートに進んでおけば!(しつこい)

西の覗です。

冬場で岩場も凍ってそうだし、ちょっとスルーしようかなーと思ったりしたんですけど、

岩場から下を見ると、超高い…!

ここですよね、縛られて吊り下げられるのって。

霧氷がなくってちょっと残念な山行ではありましたが、逆にこの冬場にこれだけ綺麗に晴れる事も珍しいですし、これはこれで貴重な体験でありました。

雪に手形をつけてみました。
めっちゃ冷たくて、手が悴んでカメラのシャッターを切れませんでした…!

そして、下山路です。
ここを直進すると、鐘掛岩、油こぼし方面なんですけど、下山路には使用不可、ということみたいです。

鐘掛岩をちゃんと見ておきたかったんですけども、あまり時間もないですし、大きな寄り道で時間ロスになるので、鐘掛岩は次の機会に、ということで。

…で、この階段、やっぱり下りでも足にきますね。

凍ってる所と凍っていない所があって、その度にアイゼンを付け外しするわけにもいかず、アイゼンがないと危険なので、そのまま歩いたら木階段にアイゼンが食い込んで転けそうに…。

こういう雪が少なく、氷が多いシチュエーションだと、チェーンアイゼンの方が良かったかもしれません。

大日ヶ岳、稲村ヶ岳ですね。

いつかは、縦走できるようになりたいなあ。
…とりあえずは、さっさと起きて、もっと早い時間に登山口に取り付くことから始めないとなあ。

16時前に、何とか下山。

下りって非常に単調で、集中力が途切れがちになるせいか、何度も足をぐりっとしてしまったんですけど、特に怪我もなく帰ってまいりました。

清浄茶屋付近のおトイレは閉鎖されていました。

母公堂のところや、観音峰登山口のところにもトイレはあって、そちらは使用できるようです。
っていうか、観音峰登山口のトイレを今回お借りしています。
トイレの便座が暖かく、何故ここに募金箱がないのかと毎回思う次第。

洞川温泉は何と先日から温泉設備故障のため、浴場で温泉が使用できない状態になっているため、天の川温泉まで来たんですが、何と定休日。

前回洞川に来た際に今西商店で買ったプリンとロールケーキを冷蔵庫に入れたまま食べるのを忘れてしまっていたので、今回購入しようとしたら、残念なことに売り切れ。

ダブルでしょんぼりしつつ、天川村から帰ることになったのですが、奥の山が夕焼けで輝いてるのを見て、ちょっと気分を取り直す。

結局、天川村から1時間程度車を走らせ、奈良県五條市金剛の湯へ。

お湯的には、ここものすごく柔らかくて、とろみがかっていて、温度も適温で、ものすごく好みの泉質なんですよね。
下山後はすぐに温泉で汗を流したいところではあったんですが、今回も金剛の湯、大変良かったです。

そんなわけで、初山上ヶ岳は無事終了となりました。
登山道の凍り具合的な意味でコンディションが悪かったりで、時間がかかってしまった感じではあるんですが、ちょっと自分、行動食を取らなさ過ぎかもしれません。
山頂での御飯が楽しみにしていて、あまり御飯前に出来れば食べたくないっていう心理が働くせいか、どうしても行動食を抑え気味にしちゃうんですよね。
なので、コンディションもそうですけど、そのあたりの管理も甘かったんじゃないかなあって。
今後は全体の山行時間にもよりますけど、もうちょっとコマ目に行動食をとるようにしたいと思います。

…そして、インソールを標準のに戻したGARMONTのRamblerなんですけど、やはり下りで親指が爪先に当たりまして、爪が黒くなるところまでいきませんでしたが、指先がじんじんしてちょっと痛かった。
正直、インソールを戻すと、縦の圧迫感はちょっとマシになったんですけど、前後に関してはやはり大差がない状態で、ここまでくるとやはり靴そのものがあんまり足に合ってないんだろうなあ、という結論に至りました。
ぼくも大多数のライト登山者同様、下りが非常に苦手で嫌いなんですけども、靴がこの状態だとこれ以上どうしようもない気がします。

足首についてはテーピングを今回もやりまして、これが非常にいい感じでした。
テープが足元に張り付いてるだけで、ものすごく肉体的に安心感を感じるんですよね。
膝についてはサポーターをはめていたんですけど、登りでズレてしまい、多少直したのですが、下りでもすぐズレてしまい、あまり効果はなかったなあ…と。
こうなればちょっと面倒ですけど、膝もテーピングしてみるか…?