光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

高見山 ~バイバイ、冬山。

3月になり、温かい日が続いてたので、もう今シーズンの冬山も終わりかなあ…と思い始めていたところ、03/10から寒の戻りがあるとかで、これはもうラストチャンスだなあと。

ちょうど、03/10が休みなんだから、これはもう行くしかないよね…!


…と言うわけで、今シーズンのラスト冬山は高見山…なんですが、いつもここから高見山が見られたはずなんですけども…、おかしいですね。

このままたかすみ温泉まで行って、おトイレをお借りして車に戻ってきた辺りで、さーっと雪が降ってきました。
風が結構あったので、横殴りな感じの雪になってきたので、ちょっとビビりつつ。


折角、この日は8時半くらいにたかすみ温泉についていたのですが、何だかんだで、ここに来た時点で既に9時15分なんですよねえ…。
こういう動き出しの悪さって、行動時間の長い山行では絶対にマイナスになるでしょうし、今後の改善ポイントですね…。

そして今日もここからです。
通らせていただきます。

登山口脇の民家の生け垣なんですが…、薄っすらと雪が積もっています。

登山道も薄っすらと雪が積もっています。
こういう新雪を歩くのって、なんだか新鮮で気持ちが良いです。

たかすみ温泉では登山家らしき人の姿が9時過ぎまで待っても見えなかったので、下手すると登ってるのは自分だけかも。

ふと振り返ると自分の足跡。

雪は降ったり止んだりな感じです。
青空が見えると、ホッとすると言うか、安心すると言うか。

50分くらいで高見杉の避難小屋へ。

前回の高見山山行とほぼ同じペースなのですが、今回はちょっと息が上がりがちでした。

ここ最近、既に20年以上となったアレルギー性鼻炎が発症してまして、鼻づまりがひどい状態で、眠りも浅く…、いまいち深い呼吸が出来ず、という感じで。

…言い訳がましいですが!

標高を上げると…と言うか、雪は断続的に降り続いてるので、辺りもどんどん白くなっていく感じで。
降りたての、まだ赤子のような雪です。

例の崩壊した小屋です。
この中って、毎回なんかいそうで…っていうか、なんかありそうで怖いんですけども、ついつい覗いちゃうんですよね…w

まあ、今回も何もいませんでしたし、何もありませんでしたよ!


10時40分頃、杉谷と平野の分岐まで。
ここで5分ほど休憩を取りましたが、どちらからも誰も上がってきませんでした。

さて、ここからもうひと登りすると、稜線に出ます。
結構風が強そうなので、足元しっかり確かめながら登らないといけません。
きっと登山道も凍結してそうだし、アイゼンをつけるタイミングをしっかり見極めていかないと。


分岐から15分ほど登ると、早くも霧氷が。
確か去年同じ時期に登った時は、もっと登らないと霧氷は見られなかったので、今回はちょっと期待してもいいのかな…?

期待できそう!

国見岩です。


さて、国見岩を過ぎると、と言うか、国見岩付近から登山道が凍結していました。
水平に凍ってる感じではなく、微妙に土の部分もあるんですけど、登山道の一部が盛りあがる感じで、アイゼンなしでの歩行はちょっと困難なように思われました。

…ので!
アイゼンをつけてみます。
確か、去年の高見山山行の為に買ったオクトスのチェーンアイゼンです。

しかし、ぼくの収納がまずかったのか、っていうか多分まずかったんでしょうけど、チェーンの可動部が絡み合ってて、アイゼンを平らに展開することが出来ず、装着に非常に手間取りました。
しかも、細かいチェーンなので、さすがにグローブをつけての作業が無理だったので、グローブをとったんですけど、そうすると今度は寒さで手が悴んでしまうという悪循環。

最終的には、何とか外せたんですけど、ちょっとしたタイムロス。
まあ、休憩をとったつもりで、気を取り直して進みます。

こんな感じで凍結してるんですよ。
前日は雨だったし、それまでも気温が高かったので、それで溶けた雪が再凍結したって感じですかね。
その上に今日降ったばかりの雪が乗っかってる、と。


地熱で溶けてるのかな?
気温が上がってきて、脆くなったら踏み抜きそうです。

で、ここから切り立った尾根道、風も非常に強くなってきたんですが、それと同時に霧氷もいい感じについてきました。



ふと見上げると、青空だったり。
雪は気が付くと止んでいた感じです。

エビのしっぽもいい感じに大きくなってきました。
この時期にこんだけの大きさのを見えられるのは悪くないですね。


この鎖場?までくると、山頂までもうちょっとっていう感じがします。
ここも、鉄柱の根本あたりが凍っちゃってるんですよね。

ここからの眺め、結構好きなんですよねえ。
あんまり見てると、先に進めないので、チラッとだけ見て先に進みます。

これ、結構積雪?凍結?部分が高いと思うんですけども…、よく分からないことになってますね…。

山頂まであともう少し、もう一息ってところで、本格的に晴れてきました。

結構歩くのがキツイのと、霧氷を眺めて写真を撮るので忙しく、ペースが落ちますw

まあでも、これを見に来たんで、ここで時間を使わないとね。


さて、ここを超えれば避難小屋が見えるはず…!

はい、見えた!
手前でちょっと吹き溜まりっぽいトコロがあって、踏み抜き跡なんかもありまして、身重に進みましたw

と言うわけで、山頂です! 

神社裏に三角点がありました。

避雷針にも霧氷です。
昨年は見られなかったので、今回も期待してなかったんですけど、見られて良かったー。

写真では伝わりにくいと思うんですが、ここからの斜面もかなり広範囲で霧氷があって、風でゆらゆら揺れてるんですよね。

山頂からぐるーりと周囲を見渡してみます。




避難小屋の中から外の景色を。


本日のお昼は例によってコンビニで買った味噌ラーメンですw
前回の高見山も風が猛烈に強く、非常に寒く、お湯を沸かしてる時間がちょっと辛かったりしたので、今回は下からお湯をサーモスに入れて持ち上がりました。

この判断は正解だったと思うんですけども、予想してたより実はちょっと暖かかったりしましたw

デザートは観音峰に引き続き、バレンタインにいただいたチョコです。
今回は右端の真ん中のブルーのハートを食べました。
何となく、黒に見えるかもしれませんが、実際はブルーです。

避難小屋で休憩してると、単独の男性が一名上がって来られました。
ちょっとお話をしたのですが、たかすみ温泉への道が通行止めになってるとか?
そのせいで、この男性の方はたかすみ温泉側からの登山を諦め、バス停から登って来られたようです。

通行止めの話も気になりますし、早めに下山することにしました。
本音から言うと、もう少し山頂で長居したかったのですが。
今シーズン最後の冬山、名残惜しいです。

そうそう、こちら側の斜面の霧氷も風で波打っていて、まるで山自体が揺れているようでした。

帰り道、多分高見杉避難小屋付近だと思いますが、このあたりで急に霧のような雪が降ってきました。
ちょっと視界が霞んでます。

14時頃たかすみ温泉到着。
駐車場脇の…多分桜の木だと思うんですけど、蕾が膨らんでいました。

すみません、ピントがまるで合ってなくて、すみません。

冬山も好きですが、桜も好きなので、桜が咲くのが非常に待ち遠しいです。

そして、登山の締めは温泉ですよね。
おトイレと駐車場をお借りしているので、そのままたかすみ温泉に吸い込まれていきましたw

結構断続的に雪が降っていまして…、お風呂入ってるときも、出てからロビーで休憩してる時も、いい感じに雪が降っていました。

そして、山頂で会った男性の方からお聞きした通行止めの件。
確か、四国の剣山でもこんな感じの時間差で通行止めをしてましたね。

外にでると、結構な雪。
細かい雪なので、積もる感じはなさそうですが、これにて今シーズンの冬山はおしまいです。

元々冬に山を始めた自分ですので、この季節の登山は特別なものがあります。

ちょっとアレルギー性鼻炎もつらいので…、次回はもうちょっと落ち着いてから…と思いきや、ふと登りたくなかって、どこかに行ってるかも、行ってないかも。


そして、今回の山行でMILLETのスマホ対応のグローブと、同じくMILLETのペットボトルホルダーを無くしました…。
グローブの方は下りでアイゼンを外すときにグローブも外したので、その時に落としちゃったんだと思います。

両方なくしたのならまだすっぱり諦めもつくのですが、片方はあるので、諦めもきれないと言うか。
まあもう冬用のグローブをつけるのは来シーズンになると思いますが…。

ってか、ペットボトルホルダーはいつ落としたか分かりません!
最後にドリンク飲んだのっていつかなー。