光のどけき春の日に。

関西発、ゆるゆる登山。

観音峰 ~春近し、季節過ぎゆく。

こんばんは。

02/12に奈良県天川村の観音峰に行ってきました。

観音峰 ~春近し、季節過ぎゆく。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-812684.html

いつも山行計画を決めてからは天気予報に釘付けになってたりするんですけども、ちょうど山行予定の週末から気温が急激に上がるらしく、雨の予報だったり、嵐の予報だったりが乱れ飛んでいましたが、何とか当日は悪天候は避けられました。

ただ、去年の観音峰登山口はもっと雪があって、それこそ駐車場一面雪で真っ白だったりしたんですけども、今年は全く雪がありません…。

天川村への道も雪がなく、去年の年末に折角スタッドレスに履き替えたのに、今シーズンはまだ雪の道を走っていないのが悲しい。

自分達の他に登山者の車らしき車もなく、平日とは金曜なので、ちょっと寂しい感じ。

去年はここ観音峰で初スノーシューを楽しんだんですが、登山口からこんな状態だったりすると、山頂付近も雪は期待できなさそうなので、折角持ってきたスノーシューは車に置いていきます。


ぼくは元々高所恐怖症で、この手の吊橋とかも一昔前まではおっかなびっくりだったはずなんですが、山を始めてから割と高所恐怖症が緩和されてきた気もします。

…この吊橋、高度感はあまりありませんが、結構揺れるんですけども、割と平気でほいほい渡っちゃいました。

吊橋を降りた辺りがちょっと凍結していました。

まあ吊橋も山側が微妙にちょっとだけ凍ってたりするんですけども、それほど道が凍結してる感じもないので、アイゼンはつけずに進みます。

みたらい渓谷遊歩道との出合いまで来ました。

いつか渓谷の方にも行ってみたいと思いつつ、観音峰方面に進みます。

観音の水。

いつになく水量が多いような気がします。

…と思って前回の写真を引っ張りだしてきて見てみたんですけども、多いと言えば多いし、特に変わらないと言えば変わらない気も。

いつもの笠。

ほんといつからあるのか、誰が置いたのかっていう感じですけども、こういう特徴のはっきりしたものって、視覚的に記憶しやすいですし、ちょっとしたお守りな雰囲気もあって、ここまで来るとちょっとホッとするんですよね。

ガシガシ登って第一展望台まで。

ここから八経ヶ岳方面が展望できるらしいんですけども、前回登った時はあまり視界が広くなく、よく見えなかったので、一旦登りではスルー。

観音峰のルートでもしかすると一番好きかもしれないのがここ。

正面の杉の木の存在感が好きなんですよね。
なんかここで待っててくれてたみたいに思えるんですよね。

で、実は後ろにもう一本隠れてて、二人羽織な千手観音状態。

日裏になってる斜面とかには若干の白いものがあったりするんですけど、登山道近くに張りだした岩に氷柱が。

手前のは結構な太さですし、奥側の方は一面凍ってる感じなんですよね。

もうちょっと近くで見てみたかった…!

のんびりのんびり、観音平まで来ました。

ここでザックを下ろし、今回初めて買ったアミノバイタルのアップル味のゼリーを飲んでみたんですけども…、やっぱりアミノバイタルアミノバイタルだった…という感想。

まあ、それはさておき、大体登山開始1時間くらいでそこそこなものを補給しないと、次の1時間がだんだんキツくなることが分かりまして、最近はすっかりゼリー飲料がメインになっています。

登山を再開しますが、秋は紅葉が綺麗だったこの辺りのポイントも季節柄すっかり葉っぱも落ちて寒々しい感じなんですが、雪がないせいで相当残念な感じに見えてしまいます。

霧氷見せろとまでは言いませんので、せめて雪くらいは…。

厳しいつづら折れの坂を登り切り、観音峰展望台の石碑が見えてきました。

ここまで来ると遮るものがなくなるので、ちょっと風があったんですけど、何故かススキの横を通る時は冷気じゃなくて、熱気を感じてびっくり。

前回はかなりくっきりと見えたんですけど、今回は稲村方面はガッスガスでアウト。

弥山方面も同じくガッスガスでアウト。

この展望台についた時点でまだ10時40分くらいで、まだお昼にするにはちょっと早い時間帯。

今回は久々に相方と一緒だったんですけども、若干唆しつつ、もうちょっと歩いてもらうことにしまして、展望台を後にします。

目的地はこの後ろのピークを超えて、観音峰山頂です。

展望台から一瞬下り、偽ピークの取り付きから振り返ってみますと、観音峰展望台の形がよく分かる構図になっていました。

この展望台って、コポッとまん丸い感じになってるんですね。

そりゃ360度展望だわ…。

まあもう見た目で分かっていたことなんですが、偽ピーク方面も全く雪も氷もなく、紅葉が終わった初冬の山…という出で立ちでした。

…と思いきや、木が芽吹いてる?

まだ2月半ばだと言うのに、実際は冬山の終わりで、春が近い感じですか?

偽ピークを超えると、ちょっと雪が…と言うか、降った雪が溶けて再凍結した感じで、一切のフカフカ感はありません。

下りなので、この凍結感が微妙に怖かったりしたんですが、この凍結ゾーンもすぐ終わりそうだったので、やっぱりアイゼンは使わず。

鞍部に出ました。

林の奥になっていますが、観音峰山頂らしきピークが見えてきました。

謎のもじゃもじゅ。

苔っぽいけど、苔なのか?

さて、この植林帯と自然林の境目を登りきれば観音峰山頂です。

…出来れば、雪の道を登りたかったなあ。

ただまあ、この青空。

せめてもの青空、という感じではありますが、それでもやっぱり癒やされますよね。

はい、観音峰山頂に到着です。

ここに来るのは1年ぶりで…、前は雪もっさりでここからスノーシューを履いて三ツ塚まで行ったんですけども、ここから進んでも雪はなさそうだし、いい時間になっていたので、ここでお昼です。

例によってお湯を沸かしてカップラーメンを食べたのですが、どうもガスが自分が思っているよりも残り少なかったようで、途中から火の勢いが落ちてしまいまして、ちょっと心配もしたんですが、何とか二人分のラーメンと珈琲のお湯が沸くまでガスは持ってくれました。

最後片付ける時に振ってみたら殆ど音がしなかったので、ほぼほぼ使い切ったのかなと。

食後、山頂付近に僅かに残っていた雪の上を歩いてみました。

微妙に表面が凍ってる感じで、ざっくざくっていう音が心地よい感じ。

…この調子だと、もう今シーズン最後かもしれませんな。

帰り、偽ピーク付近より。

いい感じにガスがとれて稲村方面がばっちり見えています。

稜線の向こうには山上ヶ岳か…?

まあ、どこに行っても今日は霧氷は駄目だった感じでしょうね。

展望台から、稲村ヶ岳、大日山、バリゴヤノ頭。

稲村ズと石碑。

弥山、八経ヶ岳

去年は上手くスケジューリングできなくて諦めましたが、今年こそは近畿最高峰に登ってみたい。

理想は初夏の小屋泊…ですが、一泊になった途端にスケジューリングのハードルがめっちゃ上がるんですよね…。

そして最後に金剛山、水越峠、大和葛城山

金剛山で思い出しましたが、山登り始めてそろそろ丸二年ですね。
最初はここまでハマるとは思ってなかったんですけども、丸二年もやれば、割と胸はって山登りが趣味ですって言えるよね。

今回、靴はガルモントに戻しました。

そうすると、やっぱり靴ずれはなくなったんですけども、やっぱり爪先が微妙に当たったり、足先の方が窮屈だったりするので、足に合ってるとは思えないんですけども、これまでの実績からの安心感が強いんですよね。

足が痛くなるとその途端に歩けなくなるので、その他のギアが身体に合わないのとは比較にならないんですよね。

高い買い物だったし、もう一回くらいキネシオを巻いて保護して履いてみようかと思うんですが、実際結構怖い。

まあ、右足の捻挫が治りきらない状態で今回山に行って、また軽く捻ったので、次回山行まではちょっと日を開けて、じっくり対策も含めて考えてみようかなと。

軽く捻ったって言っても、普通の時だったらなんてないレベルの捻り方ではあったんですけどね。

さて、この観音峰登山の後、前回もそうだったんですが、例によって…と言う感じで、洞川温泉に宿泊しましたが、その辺りは別エントリーにて。

登山靴と靴ずれ対策。

こんばんは。

先日、新調したザンバランの登山靴で靴ずれしたので、SPENCOのセカンドスキンで対策してみます、というお話をしたと思うのですが、結論から言うと靴ずれがひどくなりました…。

前回の高見山での靴ずれは、かかと部分が少し赤くなった程度で済んだのですが、今回は皮膚が浮くレベルの靴ずれになってしまい、対策は失敗に終わりました。

ただ、気になる点としてはセカンドスキンを貼った部分は問題なく保護されていて無事な状態だったのですが、セカンドスキンと皮膚の境目辺りが縦に靴ずれしたんですよね。

今回の敗因としては、踵全体を覆うようにセカンドスキンを貼らなかったこと、だと思われます。

このセカンドスキンなんですけども、成分の9割が水ということもあり、境目の皮膚が水分でふやけてしまい、被害が拡大したのではないか、という説が今のところ自分の中で有力な感じです。

前回高見山で靴ずれしたポイントを中心に保護することを考えていたものの、基本的には踵全体の問題だった、という。

じゃあ踵全体に貼ればいいじゃん、っていう話ではあるんですが…、そこまでしてこの靴を履かなあかんのか?ということなんですよ。

薄給の身分ですから、この靴は正直とてもとても高い買い物だったわけですけども、次回の山行でセカンドスキンを踵全体に貼れば靴ずれは大丈夫かもしれないですが、大丈夫じゃないかもしれない。

月一回の楽しい山行が、足元不安でびくびくしながら歩くのって、ものすごく本末転倒と言うか、楽しめるものも楽しめないと思うんです。

セカンドスキン以外にも靴ずれ対策のグッズはあるでしょうし、もしかするともっと別のものがジャストなのかもしれないけれど、正直今回の靴ずれはまだこの山行だったから何とかなったレベルであって、普通の山行だったら歩けなくなっていたかもしれないわけです。

そんなリスクを払ってまで、この靴を履かなあかんのか?

…と。

また今週末頃に山行を予定しているのですが、ザンバランの靴を今後どうするかは別として、ちょっと足を休ませたいので、一先ずガルモントの靴に戻そうと思っています。

靴ずれさえなければ、ザンバランの靴はベストフィットで良いんですけども。

とりあえず、いつものショップの店員さんに相談してみるかなあ。

氷瀑の御船の滝 ~七色の光をその身に纏う。

こんばんは。

先日、奈良の川上村まで行ってきました。

目的としては、氷瀑の御船の滝だったんですけども、実はギリギリまで迷ってたんですよね。

と言うのも、皆さんご存知のように、今年は超がつくほどの暖冬で、しかも2日前の時点では一切氷瀑してなかったんですよ。
(Twitter検索。)

2月についてはまだまだ忙しい時期ですし、正直次の寒波が来るかどうかも分からず、ましても日程が合うかどうかもわからない、ということで、ちょっと諦め気味だったわけです。

ただ、その日の夜と、前日の夜の二日間がちょっと冷え込むという予報があって、ものすごく迷いだしてしまった、と。

折角行くなら氷瀑の滝を見たいわけで、氷瀑していないなら他にもやることはあるので、そっちをやってしまう、という考えもありましたし、そもそも先月の高見山で傷めた右足首もまだ万全ではなかったので、足元についての不安もあったわけでして。

最終的には前日に行くことを決めたんですけども、凍ってなくて当たり前、ちょっとでも凍ってたら儲けモン、っていうことで。

元々山を始める前はカメラ趣味もありまして、良い風景写真を撮るために始めた登山でしたが、最近ではすっかり登山がメインになってしまっているのもあったので、今回は久々に一眼レフを引っ張りだして行こうと。

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氷瀑の御船の滝 ~七色の光をその身に纏う。 

自宅を出たのが5時半で、そこから途中のコンビニで物資の買い出しなんかをしつつ、いひかの里に着いたのが7時半頃でした。

その時点では駐車場には自分の車一台しかなかったんですけど、暫くするもう一台追加されまして、後から来られた方と少しお話をして、少しタイミングをズラして自分も出発しました。


まあ見ての通り、寒波の後はいひかの里も雪に埋もれるそうですが、今回は一切雪らしきものはなく、SPENCOのセカンドスキンを貼ってのザンバランの登山靴の感じを見たかったのもあったのですが、舗装路歩きはちょっとしんどいかも…と思いつつ、スタート。

車の外気温計では-4℃くらいだったと思うんですが、風がなかったので予想以上に温かい感じがしました。

また非常に天気もよく、青空も広がっているので、氷瀑については期待薄かなあ…、氷瀑しててもすぐに崩落しちゃうかなあ…なんて思いながら、少し急ぎます。

ただまあ、こういうとても単調な舗装路なんで、正直歩くのがしんどいんですよ…。

歩きやすくていいんですけど、歩きやすさとしんどさは比例しないのが嫌な所。

山からの水が流れ落ちてるポイントがありまして、一応気温が低いせいか、草木についた水が凍っていました。

辺りに全く雪がないので、こういうところに冬山っぽい所を見出してみたり。

この辺の山肌ですが、割と岩がむき出しになっている感じです。

まあ、ルート自体も川沿いなせいもあるかもしれませんが、単調な舗装路歩きのアクセントになってくれて、ちょっと助かりました。

少しずつ陽が高くなり始めまして、ちょっと眩しい感じです。

天気が良いのはいいんですけども、気温が上がるのはちょっとなあ…。

岩戸の滝と東屋まで来ました。

遠目にはデッキまで下りられるのかと思ったんですが、封鎖されていましたので、休憩がてら東屋から滝を眺めていました。

結構水量がありまして、ドドドドドっていう感じで水が流れ落ちています。

御船の滝とは雰囲気の違う滝ですが、ここまで元気良く流れてるのを見ると、御船の滝も凍ってないだろ…と思わせます。

井氷鹿の井戸とな?

何やらこの奥にある雰囲気で、ちょっと土の道を歩きたいところではあるんですが、一応今日の目的地は御船の滝なので、登りでは一旦スルー。

帰りに余裕があれば、寄ってみることにします。

日陰になっている所にちょっとだけ雪がありました。

湿った感じの雪だったので、触りには行かなかったんですけど、ちょっとだけとは言え、一応冬山なので雪があるとちょっとホッとします。

岩肌のちょっと窪んでる所に氷柱が着いていまして、この時期としては小ぶりではありますが、標高が上がってくると、少しずつ冬山のにおいが漂ってきたので、テンションも上がってきました。

ほそーい滝が流れています。

この滝まで来ると、御船の滝へのアプローチ部分まであともう少しです。

ってなわけで、来ました。

夏に車でロケハンに来た時は、この看板を見落としてここからまだずんずん先に進んでしまったんですよね…。

駐車場でお話した方が仰るには、アイゼンつけるのはこのアプローチ部分だけで良さそう、ということでしたが、正直つけるのも面倒なので慎重に見極めつつ歩いて行くことに決定。

やっぱり木橋は凍っていますが、氷でかまぼこみたいな感じにはなっていないので、慎重に歩けば大丈夫っぽい。

が、橋の下には浅いとは言え、川があるので、絶対に落ちたくない…。

そして、この橋を渡っている時に、奥から水が結構な勢いで流れてる音が聞こえてきたので、やっぱり滝は凍ってなかったか…と肩を落としたんですけども。

思ってたより凍ってた!

2日前にTwitterに上がってた写真を見る限りには、一切凍ってませんでしたが、ここ二日間の冷え込みでちょっとだけ凍ってくれたっぽいです。

ただ、完全氷瀑にはもっと冷え込まないといけないのと、冷え込んだ期間が長く必要なんだなあと。

水飛沫のおかげで虹がかかっています。

Ice&Rainbowっていうところですかね。

完全氷瀑だと虹はかからなかったでしょうし、これはこれで味があっていいかもしれませんね。

うんうん、上出来です、上出来。



第3滝壺みたいな所が凍っていました。

ただ、下流には水が流れているようでしたので、凍っているのは表面だけで、その下は水が通ってるんでしょうね。

御船の滝では写真を撮ったり、ぼーっと眺めたり、先行してた男性の方とお話をしたりで、だいたい2時間ほどいた感じです。

この写真が11時頃の写真だと思うんですけども、一番上の写真より氷瀑が減ってるのが分かるかなあと思います。

これなんですけど、岩肌から剥がれ落ちる際、滝壺でものすごい音を立てて崩落していくんですよね。

滝に背を向けてた時に崩落が起きて、音にびっくりしたのは秘密…!

そして、先行の男性の方は滝壺付近から見上げる感じで撮ってる際、ご自身の真横に氷の塊が降ってきたことがあったそうです…。

帰り道にちょっと気になってた井氷鹿の井戸に寄ってみました。

この石碑の向こう側、大きく窪んでる感じなんですけど、ここが井戸…?ということなんでしょうか。

先の方までまだまだ道が続いていたので、暫く歩いてみたのですが、特に何もなさそうでしたので、あっさりと引き返してきました。

現場では気付かなったんですけど、石碑にちゃんと「井戸」って書いてあるんですよね…。

少し遠回りをしたせいで、先行の男性の方に帰り道で抜かれてしまったらしく、駐車場に戻ると、その方の車はありませんでした。

お昼御飯、少し遅くなりましたが、ホテル杉の湯さんの山吹にて。

先にお風呂に入りたかったんですけども、既に13時近くなっていて空腹感がひどかったので、先にお昼御飯を食べることにしました。

良いものを見たあとは、良い物を食べましょうってことで、お値段1,600円とお高いランチではありますが、猪鍋定食です。

味噌仕立てのダシ汁が大変良い仕事をしていまして、お鍋の具材を全部食べたあとで、ダシ汁だけ飲んでしまいました。
(さすがに全部ではありませんが。)

ってか、右下のカルパッチョなんですけど…、正直あんまり口に合わないんですよね。

普通にお刺身にしてくれたら満点だったのになあ…!

と言うわけで、お昼御飯の後は杉の湯でお風呂!

カウンターでJAFカードを提示したら、100円引き?とかで入浴できました。

夏旅の際、ここに一度宿泊しているのでお風呂の雰囲気は知ってるんですけど、お風呂は男女入れ替え制になっていまして、今回の男性風呂は岩風呂の方でした。

もう一つの露天風呂の方が見た目好きなので、ちょっと残念ではありましたが、やっばの山登りの後は温泉だよね、という確信が深まった温泉でございました。





ファイルサイズが大きいのでリンクとして置いておきます。
よろしければどうぞ。




足を挫かない歩き方。

…そんなものがあれば、とっくに実践してるよって話ですが、こんばんは。

(…タイトルに対する一人ボケツッコミです。

さてさて、足を捻挫した山行から今日で1週間になるわけですが、なかなか治りそうで治りきらない感じです。

普通にしてる分には全く問題ないのですが、土踏まず辺りに割と鋭角に力(体重)がかかると、じんわりとして痛みが広がってきたり、足首を内側に曲げると同様の痛みが広がります。

今から1週間後にプチ遠征を企画していたのですが、足首がこの状態なら、無理してでかけちゃ駄目だと思うのですけども、ぎりぎりまで様子を見ようかと思っています。


歩き方、について最近ちょっと考えることがありました。

もう少し詳しく言うと、下りの歩き方、になります。

これまでことごとく足を挫いてきたのが、下りでして、そもそも下りを非常に苦手としているぼくとしては、今後安定した山行には、下りの克服が欠かせないわけです。

自分の足首は人よりも柔らかく、可動域が広いみたいですが、これがこれまで足を捻挫したことがない、ということに良い影響があるのかは分かりません。

ただ、昔は山なんて行っていませんでしたし、当然登山靴なんてものも履いていませんでした。

山と言うフィールドは当然平地や外界とは全く異なる所で、平地でこれまで挫いたことがないから山でも挫かない、という理論は成立しません。

ハイカットの登山靴が悪いのかなあ…なんて道具のせいにしかけたりもしましたが、そもそも軽い靴だったら足首が適当に動くので、むしろ挫きやすくなるはずです。

…となると、やはり歩き方に問題があるではないか?という考えに行き着くわけです。

自分の歩き方で最近気付くようになったことは、「内股(気味)で歩いてる」ということなんですが、これまで足を挫いて傷めた箇所は、踝の外側の靭帯で、足先が中側を向いているから、その箇所を傷める、という理屈が通ります。

つまり、もう少しぼくは足の運びに気を着ける必要があって、もっと下りの際には意識を高めた歩き方をする必要がある、と。

下りは正直疲れますし、そもそも山頂に行って帰りの下りだと、当然登り分も疲れも蓄積されているわけで、集中力だって低下しがちです。

足元の状態によっても、常に真っ直ぐ足を出せるわけではありませんし、これまできつい下りで散々爪先が靴にあたってきたぼくとしては、真っ直ぐ足を出すことに対する恐怖心もあるわけですが、今回のザンバランの靴はその点は改善されているので、これからはもっと靴を信じて丁寧に、そして必要以上に怖がらずに下りをこなしていこうと思います。

今回はテーピングをしていたことも症状が軽く済んだ要因にもなっていると思いますし、ちょっと足首の外側を持ち上げるような形でテーピングを一本増やしてみるかな、とも思っています。

SPENCOの2nd Skin

こんばんは。

第二弾まであった寒波も通り過ぎ、割と平穏が戻ってきた感じではありますが、そもそも和歌山はそれほど雪は降らず、ちょっと拍子抜けしてる感もあったりします。

2年前の大雪の時はガチで交通網麻痺して大変な混乱を巻き起こしましたからね…。

さて、先日の山行で初陣を迎えたザンバランのパスビオですが、前回のブログに書いたように、アイゼンをつけた際の歩行に難があり、踵が強く靴内部に押し当てられることで靴ずれが生じる事態になりました。

アイゼンをつけて登る区間が短かったので今回は致命的な問題にはなりませんでしたが、これが登山口から早速アイゼンをつけるようなシチュエーションだと、途中で引き返していたと思います。

山に登る為に買った靴を履いて山に登れない、というのは本末転倒も良いところなので、登山靴の靴ずれ対策をネットで調べてみたのですが、パッド的なものとか、クッション的なものを入れて緩和するしかないらしい。

っていうことで、靴ずれ対策として評価の高かったSPENCOの2nd Skinです。

上記リンク先を見ていただければ、どのような製品かもお分かりいただけるかと思いますが、要はジェルをポイントに当てることによって、靴ずれを緩和させる商品なわけです。

ジェル自体にもそこそこの粘着力はありますが、基本的にジェルの上から付属のテープを貼って固定する感じになります。

開封して手にとってみましたが、水分95%っていうことだけあって、ぷるぷるしててひんやりしていました。

ぷるぷるではありますが、それほど柔い感触もなかったので、潰れてしまうっていうことなさそうです。

本日改めて登山用の靴下を履いて、ザンバランとガルモントを履き比べてみたのですが、やはりフィット感としてはザンバランの方が上のように感じますし、アイゼンをつけるシチュエーションというのも年間の数ヶ月でしかありませんので、上手く対策して、この靴と付き合っていくのが得策のように思います。

履き慣れてきたら靴ずれも緩和されるかもしれませんしね。


高見山 ~冬こそ、いざ霧氷のフィールドへ。

こんばんは。

西日本に40年ぶりの大寒波襲来と言うことで、戦々恐々としつつも、多分和歌山ではたいしたことなかったね…で終わりそうな気がしてならない今日この頃です。

そんなわけで、今年第一弾の寒波が来た直後の1月21日に初登りに行って参りました。

高見山 ~冬こそ、いざ霧氷のフィールドへ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-800481.html

今年の第一弾は関西の雪山、霧氷のメッカとして知られるお馴染みの高見山でございます。

ここ高見山はロープウェイを使わず自力で初めて登った山で、その後も冬になる度に登ってる山だったりするんですけど、その時使ったルートはそれ以来、全く使ってなかったりします。

と言うのも、たかすみ温泉側からだと駐車場の心配はいらないですし、おトイレもありますし、何より下山してすぐに温泉に入れるっていうのが大きいんですよね。


…とは言え、今回は山行が木曜日だったので、休館日だったんですけどね。

自宅を5時半に出発し、休憩込みでたかすみ温泉に到着したのが、7時半頃。

直前で自分の前を走ってた車もたかすみ温泉に吸い込まれていきましたので、きっと同業者なんだろうなあ…と思っていたので、案の定でした。

何だかんだ用意してると、出発が8時半頃になってたり。

やっぱり自宅を出る時間をあれ以上遅らせることはできないよなあと思ったりしまして、まあ目覚ましが4時だったので、もうちょっと寝てたかったのが本音。

この赤い橋、ここまで綺麗に真っ白になっているのを見たのは初めてかもしれません。

雪の降り具合もありそうですが、これまでの中で多分一番早く出発したから、という点も多少あったのかな。

足元の雪はそれほどでもないのですが、ちょっと脇の草木には、いい感じに雪が積もっています。

避難小屋手前の川付近。

一面真っ白になっていて、ちょっとした水墨画のようです。
今日は冬山を堪能しに来たので、狙い通り…いや、狙い以上の光景が広がっていて、テンションが上がって仕方が有りませんでした。

 高見杉と避難小屋です。

ここまで約50分。

結構いいペースでここまで来れたんですけど、この日は平日でそれほど人がいないと思ってたのですが、てんくら的にはAの日だったせいか、前後に団体さんがいたんですよね。

まだ自分のペースがよく分かっていないので、他人がいるとどうもペースを乱しがちになっちゃうんですよね…。

ここで小休止、というわけで5分ほど立ち休憩をしてたのですが、この小屋で先行パーティも休憩をとってたので、抜いたり抜かれたりするのが嫌だったので、アミノバイタルゼリーを流しこみつつ、ちょっとタイミングをずらしてから出発。

ここからは次の平野分岐まではCT40分です。

いい感じに積雪量が増えてきました。

平野分岐まで10分ちょっとの辺りで先行パーティに追いついてしまったのですが、そのパーティがアイゼンをつけ始めたので、自分も同じタイミングでアイゼンをつけることにしました。

前日に購入したザンバランのパスビオと、去年から使ってるマウンテンダックスの6本爪アイゼンです。

先行パーティの方も6本爪をつけていましたが、バックル式のアイゼンだったので、つけやすそうでいいなあ…と。

そして、ここまで新登山靴はかなり快調で、いい買い物をしたなあ…と思っていたのですが…。

平野分岐到着。

CTを数分巻いた感じ。

出没熊注意の看板を見ると、山頂までもうひと頑張り、という気分になりますよね。

で、アイゼンをつけた時に追いついたパーティのすぐ後ろを歩いていたので、また先行してもらうつもりだったのですが、ペースの遅いメンバーの到着を待つという話が出ていたので、今回は自分が先行することにしました。

平野分岐付近の様子なんですが、普通に霧氷がありました。

この日、画的には寒そうに見えるかと思うんですが、風がなく、実はそれほど寒くなかったんですよね。
なので、アウターのソフトシェルジャケットを脱ぎ、イヤーマフラーを脱ぎ、ここまでやってきたんですけど、ここから稜線に出るので着直そうとしたのですが、イヤーマフラーがない。
そう言えば先にイヤーマフラーを脱いだ時にザックのヒップベルトに引っ掛けた記憶があるんですが…、多分ジャケットをザックの雨蓋に押し込む時に落とした可能性が高い。

帰りに上手く回収できるといいなあ。

国見岩です。

標高を上げると霧氷はより大きく、また辺りの雪も深くなる…と言う感じで、普段であればテンション爆上げなシチュエーションだったのですが、この頃自分は靴ずれに苦しんでいまして、全く登りのペースが上がらない状態。

平野分岐で追い抜いたパーティがぐんぐん上がってきて、全くペースが違ったので靴紐の結び直しがてら先行してもらうことにしました。

どうもアイゼンをつけると足と靴の角度が違ってしまったようで、登りで足を出すと踵が一番下になり、足元の雪に沈み込むことで、踵が靴に強く押し付けられるようで、正直かなり厳しい状態。

揺岩。

霧氷のトンネルを通り抜ける。

笛吹岩。

この奥から絶景が見えるんですけども…、

ガッスガスでな~んにも見えず。

そして、靴紐の結び方を変えてみたものの、やっぱり踵が当たって痛いのは全く変化なし。
ただ、踵が沈み込むのが駄目なので、爪先を蹴りこむ感じで歩けば問題ないことが分かったので、ここからはちょっとマシなペースになったのですが、それでもまだまだ遅いペースです。

…が、笛吹岩より上はちょっとしたモンスター霧氷があったので、観察と撮影の気持ちを切り替えて、楽しみながら牛歩登山。


頂上避難小屋です。

平野分岐からここまでCT50分のはずですが、今回はここまで70分かかりました。
登り自体より、足元の辛さがほんと厳しかった…。

神社裏の三角点タッチ。

この後、避難小屋でお湯を沸かしつつカップラーメンでお昼御飯をとったのですが、後から後からどんどんと人が増え、小屋はほぼ満員になってしまいました。

やっぱり平日に来て正解、これ土日祝とかだったら落ち着いて御飯どころじゃなかっただろうなあ…。

しかしまあ、霧氷はモンスターチックですごい状態になってるので、これはこれでいい感じで良い日に登ったなあ…と思えたんですが、一つ残念なのはガッスガスで青空どころか、なーんも見え無いんですよね…。

とは言え、山頂付近はそこそこ風があって、ガスもかなり動いてる感じがしたので、ちょっと待ったら一瞬でもガスがとれそうな気がしたので、カメラ片手に山頂待機。

そうすると絶景の始まり始まり!

展望台で御飯を食べたいたお兄さんに教えてもらったのですが、鎧岳兜岳が見えます。

以前お亀の湯に行くときに近くを通りかかって以来、その山容に惹かれるものを感じていまして、いつかは絶対行くリストに入ってる山です。

今年こそは…!

山頂付近はほんといい感じに霧氷が育っています。

凍りついた望遠鏡。

たかすみ神社。

避雷針にも霧氷がついていますが、エビの尻尾と言うよりかは魚の背びれっぽいですね。

てんくら的にはお昼以降は晴れマークだったので、もう少し待ったら青空が見えるかも…との期待と欲目もあったのですが、これ以上欲張ると怒られそうな気もしますが、頑張って登ってきたので、可能な限りちょっとでもいい景色を見たい、と思うのは登山家の性ですな。

ガスが飛んだタイミングでシャッターを切っていきます。

あとプラス青空さえあれば完璧だったですが…、微かに霞んでるこの感じも風情があっていいでしょう。

が、下山を始めたそのタイミングで一瞬の青空が出たので、夢中でシャッターを切りました。

そして、帰りにはガスもとれ、笛吹岩からも超絶景が望めました。

このタイミングでこの景色、この一瞬はほんとに帰りたくない、と思いました。

暫くこの場で留まって付近の写真を撮っていたのですが、ちょっとガスが出始めたので移動し、下山を再開しようとした矢先、また足首を捻ってしまいました…。

もう少し慎重に歩いておけば…と言うのもごもっともな話なんですが、雪のせいで地面の様子が全く分からず、ちょっと傾斜地を踏む際に岩と土の境目を踏んだようでした。

そのため、足の内側のアイゼンの爪は当然岩に刺さらず止まって滑り、外側の爪が土(雪)に勢いよく刺さって足首が持って行かれました。

痛みもさることながら、やばいこれは下山できないかも…という恐怖心だったりしましたが、暫くその場で痛みに耐えてると、少し和らいできましたので、スローペースで何とか下山することができました。

今回捻挫したのは右足首なんですけど、前回も右足首を捻挫してるので、何かちょっと定番と言うか、癖になってるようでちょっと戦々恐々としています。

治りきるまでは足首が定まらずぷらぷらしますし、暫く山も行けないなあ…。

今回の寒波で山が白い内に、可能な限り山に行っておきたいのですが、中途半端な状態で山に行って、また捻挫したら次回こそはほんとに下山できなくなりそうで。

…自粛?

そして、帰りはスローペースなことをいいことに、落し物がないか見ながら歩いたのですが、結局イヤーマフラーは見付けられませんでした。

高見山に登ると、何かしら無くすのが今回でジンクス化しそうで、これも嫌だなあ。

今回はイヤーマフラーなので、それほど高いものではありませんけど、それでも色合いとかも気に入ってたし、第一寒い時期ではとても機能的なアイテムなので、無くしてしまったのはものすごく悔やまれますが、同じものを買うのも芸がないなあ…ということで、再購入するかどうかも含めて、暫く考えたいと思います。

帰りはまた和歌山まで戻ってきて、かつらきの八風の湯に。

ここの露天風呂が自分の身体にすごく合うようで、結構好きな温泉なんですけど、タオルセットと作務衣先で入浴料1000円はちょっと高い気がする。

入浴のみの人のために、素泊まりならぬ素入浴プランなんかを出していただけるとありがたいなあと思う次第でございます。

そんなわけで、幾つかのアクシデントがあり、残念な展開にもなってしまいましたが、山行自体は2016年の初登りでこれだけの景色が見られたら万々歳でございますよ。

今年、早速怪我をしてしまいましたが、早く治して次の山に行こう。

登りたい山はたくさんあるし、今年はテント泊にも挑戦してみたい、そんな年だったりします。



ちょっと今年から山行のブログ形式を変えることにしました。
同じヤマレコと同じ内容のブログを上げるのもそれほど意味がある作業ではないので、ヤマレコは写真中心、ブログは文字中心でやっていきます。

ザンバラン パスビオ GT メンズ

こんばんは。

…と、言うわけで。

買ってしまいました…!

もうかれこれ1年も靴が足に合わず悶々としてきたわけなんですけど、1年履けば足に合うかな…と我慢を重ねてきたわけなんですけど、昨年末の時点で自分的期限を過ぎてしまったので、買い替えのタイミングを探っていたんですよね。

で、色々と考えた結果、2016年の初登りのタイミングがベストかな、という結論に至りまして、今回購入することになりましたとさ。

購入は和歌山の好日山荘で、何かとお世話になってる店員さんに相談に乗ってもらいつつ、試着を繰り返し、最終的にこの靴になりました。

SIRIOのP.F.430、P.F.41A、マムートの多分テトン、LA SPORTIVAのデルタ、ザンバランのパスビオなどを順番に履き比べたんですけど、

・マムートはやっぱり細身でちょっとキツい。
・SIRIOは両方ともいい感じ。
・LA SPORTIVAは足の甲がキツい。
・ザンバランがフィット感が良い。

この辺りが和歌山の好日山荘店頭にある靴の中で、今のGARMONTと同クラスの靴とのこと。

で、最終的にSIRIOのP.F.41Aとザンバランのパスビオが残りましたのですが、正直甲乙つけがたい。

今のGARMONTの靴の違和感って、親指が当たるというのは直接的な問題点なんですけど、今回履き比べた靴と比較すると、明らかに踵からアキレス腱にかけての靴のラインと、実際の足のラインとか合ってないので、靴が安定していないんですよね。

その辺り、最終候補の2足は申し分のないフィット感なわけです。

国内メーカーってこともあって、多分SIRIOが無難だと思ったのですが、それ以上にザンバランはより靴が足に添ってくれる感じがあり、SIRIOが「これだ!」というレベルなら、ザンバランは「これだ!!」というレベルだったわけです。

ここはもう自分と自分の足の直感を信じることにします。
(※店員さんもザンバラン押しでした。)

ほんとはLOWAのメリーナ狙いだったんですが、ザンバランの方がちょっと軽いので、これはこれで良かったかな、と。

…と言うか、GARMONTを買った時はGARMONT vs ザンバラン(の同じ靴)で、デザインとメーカー名でGARMONTを選んだんですよね。

確か梅田の石井スポーツだったんですけど、店員さんが真っ先にザンバラン出してきてくれたんですよね。

(遠い目。

撥水スプレー。

そして、これ。試供品なのであげます、という神対応
(ありがとうございます。

ものぐさなぼくですが、道具はちゃんと大事にしないとねってことで、早速スプレーを吹いておきました。
明日は一応、低山とは言え雪山に登るので。

前回のブログで19日、20日が休みで、その2日のどちらかで山に行く、と書いたんですけども、結論から言うと、19日、20日では山に行きませんでした。

…と言うか、突如のシフト変更で19日の休みがなくなり、20日がタイミング的に微妙になってしまい…という状態。

が、運良く19日の休みが21日に振り替えになったので、明日2016年の登り始めに行ってこようと思います。

19日にドカッと寒波も来ましたし、明日もそこそこ冷えるみたいなので、いい感じの冬山に期待しつつ、そろそろ寝ることにします。