【山行記録】安達太良山、くろがね小屋に泊まる。
初めての東北遠征、そして安達太良山に登ってきました。
ヤマレコ
どのようにして東北に行ったのか。
今回、7:15関空発仙台行きの飛行機に乗ることにしまして、さすがにちょっと当日早起きするには、ちょっと時間が早すぎるだろうっていうことで、出発前日、関空に泊まることにしました。
関空内にラウンジなどもあって、そこで泊まれなくもないわけですが、仕事上がりで向かうという時間の遅さと、7/21の夜っていう夏休み期間っていうことも相まって、さすがに空いてるはずもなく。
シャワーすら順番待ちで最短が0時過ぎるっていう話だったので、ホテル側のシャワーを使用しましたが、こちらは普通に空いていましたとさ。
関空内ソファで寝れば良かったのに車中泊をするっていう選択肢をとってしまったのは明らか失敗で、車のエンジンはかけていたものの、車自体から熱気が上がってきて、とても寝られるようなコンディションではありませんでした。
まあ、横になって目を瞑っていれば、多少はマシだろうってことで、ひたすら横になって携帯アラームが鳴るのを待つような状態でした。
(これが結構苦痛だった…。)
実は、今回飛行機に乗るのは、おそらく20年ぶりっていうレベルで、そもそも乗り方すら分かっておらず、むしろ自分が過去に乗った時にはLCCなんてなかったっていう話でもありますが、一番不安だったのは、飛行機揺れるんじゃないか、っていう事でした。
これが正直、高所恐怖症的には、最大で最高の懸念点でした。
…が、今回Peachで関空→仙台で乗った飛行機は、なんと殆ど揺れませんでした!バンザイ!!
しかも自分がとった左側の窓から、北アルプスがくっきり見えたよ、ゼッケイ!!
今回、旅の相棒は。
そして、安達太良山には岳温泉側から登ることにしていまして、空港からの移動は時間効率を考えて、レンタカーを選びました。
普段、旅行の宿はじゃらんで予約してるんですけれど、たまたまサイトを見ていたらレンタカーの割引クーポンが出ておりまして、3日間(実質2日半くらい)借りて、約12000円でした。
そしてこの車…、見ての通りスバル車、現行のインプレッサG4なんですけれど…、アイサイトついてるし、さすがのAWDでものすごく運転しやすくて、こんな車をここでレンタル出来たのは、自分的にもちょっとラッキーだったよなーと。
だけど、そう思う反面…、普段ぼくはスバル車、具体的に前モデルのインプレッサスポーツに乗ってるので、こういう機会に別メーカーの車に乗っておきたかったよなーなんて贅沢なことを言ってみたり。
まあ、事前の予約ページには、車種選択できないって書いてあったけれども、モデルとして出ていたのがマツダ車だったので、アクセラあたり運転出来たら良いよなーって思っていたので。
ただ、次車買い換えるなら、またスバル車にしそうですし、その時は次こそはアイサイト付きのモデルにしたいですね。
今はそもそもマニュアル車なので、アイサイトがそもそも対象外なんですよ。
さあ、くろがね小屋目指して登っていきましょう。
安達太良山ロープウェイの駐車場に着いて、途中の岳温泉のコンビニで買ったおにぎりを食べたり何だかんだ準備してると、出発が12:45くらいになりまして。
もうちょっと早く出たかったんですけど、色々諸々ばたばたしたところもあり、こんな時間になってしまいました。
まあ車の中で食事してる時にも痛いほど分かっていたのですが、この日はやっぱり異常に暑かった…。
直射日光が普段の2倍くらいに水増しされてるように感じたのは、強ち間違いでもない気がしますが、今回は途中くろがね小屋で一泊する予定にしていましたので、本日は山頂をスルーして直接小屋に向かうことにしました。
くろがね小屋へのルートは、馬車道と呼ばれているように、非常に幅広い登山道で、くろがね小屋関係の人が車で往来するような道だったりするのですが、結構デコボコだし、割と段差的な箇所があったりするので、ほんとにここを車で上り下りできるのか…なんて思ったり。
実は登りの途中で上から下りてきた車とすれ違ったんですけど、ジムニーだったのかな、おっきなタイヤつけた車ががっこんがっこん揺れながら下りてきました。
アサギマダラ、と思われますが真相はいかに。
基本的には樹林帯で山に沿ってじわじわと登っていく感じなので、全く見晴らしがなかったんですけれど、ここが久々に景色が見れた場所、だったと思います。
あまり景色に変化がなく、しかも酷暑の中を淡々と登っているので、若干の飽きが…。
勢至平分岐。(14:40頃)
ここまで、大体2時間かかっています。
山と高原地図によると、馬車道を通ると+20分とのことで、割とだらだらと登ってきましたが、まあまあコースタイムくらいで登ってきてる感じでしょうか。
本日は単独ではなく、相方と二人登山なので、ペース的には上出来すぎるくらいだと思うんですよね。
そしてここまで来ると、もうほぼ登りはなくなりますので、あとはゆるゆると歩く感じになります。
金明水。
ここで顔を洗って、喉を潤しました。
この気温、この日差し、この消耗の中、まさにこの水は神の恵みだと…!
ゆるゆると歩きます。
このあたりまで来ると、森が切れるポイントが多く、結構風が通ります。
そして見えました、本日のお宿、くろがね小屋…!
その前に、ここからちょっと下って登り返すっていう試練が待ち構えている…。
くろがね小屋到着しました!(15:15)
2時間40分くらいでしょうか。
この天気であれば上出来上出来。
そして、小屋の入り口が分からず、ちょっとうろうろしました。
この構図の写真はいろんなところで見ていたので、この正面から入れるもんだと思いこんでいたんですけど、この側面を通り過ぎ、奥に曲がったところが入り口でした。
更に、受け付けの場所が分からず…、先にチェックインしていた人に教えてもらいました。
中の入って、奥の右手にカウンターがありまして、そちらでチェックインをしました。
鈴木ともこさんの色紙がありました。
漫画、持ってます。
この階段を登って、宿泊部屋は全て二階にあります。
当日、くろがね小屋に泊まっていたのは、自分達を含めて3組でした。
何となく、一部屋に押し込まれる感じになるのかと思っていたのですが、ありがたいことにグループごとに部屋を割り振ってくださったようでした。
入り口はオープンですけど、一応カーテンなんかも引けますので、着替えもしやすいですよね。
とても雰囲気のある小屋です。
…ただ、すでに新聞報道にもあるように、くろがね小屋は数年先近い未来に完全建て替えの計画が決まっているようです。
この話は全く知りませんでしたので、偶然にもとても良いタイミングで来ることが出来たのかなーと。
この奥にお風呂があります。
そして、くろがね小屋の、白い温泉です!
ちょっと熱かったですけど、ちょっと水で埋めると適温になりまして、まったりと入浴させていただきました。
今回この登山は、この温泉に入るためにあった!
…なんていうと大げさですけど。
今回、もちろん安達太良山に登る事自体も前々からの憧れだったんですが、温泉がある山小屋ってほんとに憧れなんですよね。
これまで槍沢ロッヂとか、剣山頂上ヒュッテとか、お風呂に入れる小屋には泊まってきたものの、全てが温泉ではなかったわけです。
もちろん、温泉がある小屋なんて、数ある山小屋の中でもほんの限られた一部の小屋しかないわけです。
山に登って、温泉に入って帰るっていう黄金パターンを、山の中で達成できるって、それだけでも素敵すぎますよね。
晩ごはんはカレーです。
基本的に辛いものが苦手で、外で食べるカレーは辛すぎるものが多いので、正直口に合わないものが大半だったりするんですけど、ここのカレーは適度な辛さで美味しかったです。
お腹も空いていたので、調子にのっておかわりしちゃったりしましたが、ちょっと食べすぎてしまいました。
晩御飯のあとは、少し外で涼みつつ、明日のルートの取り付きを確認したり。
部屋に戻って、明日の準備したり、もう一回お風呂に入ったり、まったりと小屋ですごしつつ、消灯に合わせて就寝、となりました。
(続く)